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2022年7月3日

GPIFの2021年度運用実績は+5.42%―国際分散投資の強みを発揮

 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2021年度(21年4月~22年3月)の運用実績が発表されました。期間収益率は+5.42%、評価上の収益額は10兆925億円となりました。これにより運用資産総額は196兆5926億円となり、過去最高を更新しています。詳細は業務概況書で確認できます。


2021年度を振り返ると、国際分散投資の強みを十分に発揮したと言えそうです。
2022年6月28日

河野太郎さんもインデックスファンドの積立投資を推す―今月の積立投資(2022年6月特定口座)


6月は体調を崩して1週間ほど寝込んだ上に、持病の痛風の発作まで出るなど大変な1カ月でした。ようやく体調は回復し、痛風の発作も治まってきました。こういう時こそ自動化された積立投資は便利なものです。6月もなにごともなかったかのように約定していました。
2022年6月22日

文句をたれる前に行動する人たち―2022年6月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

病気で寝込んでいる間にも、SBI証券で運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)の6月の買付(5月拠出分)が約定しています。このあたりが天引きによる拠出のありがたい点でしょう。そのiDeCoですが、冴えない相場にもかかわらず加入者は増加が続いており、やはり“文句をたれる前に行動する人たち”が存在するのだということを感じさせます。
2022年5月25日

淡々と買いに向かうDC加入者たち―2022年5月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

SBI証券で運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)の5月の買付(4月拠出分)が約定しました。今年に入ってから世界的に冴えない相場が続いていますが、iDeCoを含めた確定拠出年金(DC)というのは一旦加入してしまえば後は一種の強制運用となりますので、多くの加入者は相場が下落傾向となっても淡々と買いに向かうことになります。見方を変えると、これこそDCのメリットと言えそうです。
2022年5月20日

投資家の質の違い―下げ相場におけるアクティブファンドとパッシブファンド

 

世界的なインフレ傾向が鮮明となり、米国の利上げも加速していることから株式市場は完全に下げ相場に突入したようです。そんな中、アクティブファンドとパッシブファンドの資金フローが対照的な動きとなっています。なんとなくですが、投資家の質の違いというもを感じます。
2022年5月16日

分散投資の“本当の強さ”

 

モーニングスターに2012~2022年の主要資産カテゴリーのトータルリターンのランキングがどのように変化しているのかを紹介した記事が掲載されました。


国際分散投資をやっている人なら見慣れた図ですが、今回は主要8資産カテゴリーに加えて、8資産分散を加えた9カテゴリーでランキングをまとめているところが注目です。これを見れば、やはり分散投資は“強い”と改めて感じます。
2022年5月12日

次のテーマは“積立投資の終わり方”

 

カン・チュンドさんが新著の執筆を始めたそうです。タイトルはズバリ、「つみたて投資の終わり方」だとか。

書籍『つみたて投資の終わり方』を書き始めています(インデックス投資のゴマはこう開け!)

なるほど。たしかに積立投資に関するテーマとして今後の焦点になるのは、文字通り「積立投資の終わり方」でしょう。いよいよそういう時期に日本も突入するのですから。
2022年4月25日

積立投資の威力―インベスターリターンに大きな差

 

モーニングスターに面白い記事が載っていました。


投資家の「実際の儲け」の指標であるインベスターリターンを見ると、パッシブファンドとアクティブファンドで大きな差が出ているそうです。要因は積立投資にあるというのがモーニングスターの見立てです。だとすると、やはり積立投資の威力はなかなか侮れないと改めて感じました。
2022年4月20日

円安で資産がどんどん増える―2022年4月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

SBI証券で運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)の4月の買付(3月拠出分)が約定しました。ここにきて急激な円安となり、日本でも物価上昇への懸念が高まっていますが、こと国際分散投資にとっては円安は悪い面ばかりではありません。円安のおかげで資産がどんどん増えています。
2022年4月10日

金融経済教育とあわせて社会保障教育と労働法教育の充実を

 

2022年4月から高校学習指導要領改訂によって学校での金融経済教育の内容が拡充されました。これにあわせて金融庁が高校向け金融経済教育指導教材を公表しています。


なかなか丁寧な作りになっており、今後の活用が期待されます。日本は金融経済教育が長らく放置されてきたので、今回の取り組みは大きな第一歩でしょう。ただ、金融経済教育とあわせて充実すべきものもあるのでは。それは「社会保障教育」と「労働法教育」です。
2022年3月29日

円安対策としての国際分散投資―今月の積立投資(2022年3月特定口座)

 

早いもので3月ももうすぐ終わりとなり、4月から新年度がスタートします。あいかわらず先行き不透明な相場が続いていますが、今月もいつも通りに積立投資が約定しました。ここにきて急激な円安への懸念が高まっています。そうなると、国際分散投資は円安対策でもあるということを改めて実感します。
2022年3月23日

度し難いSMBC日興証券の相場操縦事件

 

金融商品取引法違反(相場操縦罪)で幹部4人が逮捕されたSMBC日興証券に対して東京地検特捜部が法人としても起訴する方針を決めたそうです。証券取引監視委員会が告発するのを待って刑事処分に踏み切るとのことです


今回の不正行為は、それこそ投資家を食い物にしていると言われても仕方がないでしょう。度し難いとしか言いようがありません。
2022年3月21日

積立投資と「休むも相場」―先行き不透明な市場にどのように対応するべきか

 

世界的なインフレ懸念や米国の金融引き締め、さらにはロシアによるウクライナ侵攻と2022年に入ってから株式市場の先行き不透明感が高まっています。こうした先行き不透明な株式市場に対して投資家はどのように対応するべきでしょうか。積立投資をしている人なら「積立を止めないことが大事」と言います。一方、「休むも相場」という言葉があるように、先行きが不透明な時は一時的にポジションを縮小し、様子を見るべきとの意見もあります。はたしてどちらが正しいのでしょうか。
2022年3月9日

JPモルガンもロシアを債券指数から除外―債券インデックスファンドへの影響は株式よりも大きい

 

JPモルガンが同社が算出するすべての債券指数からロシア債券とルーブル建て債券を除外すると発表しました。3月末日付で実行されます。


MSCIとFTSEラッセルがすべての指数からロシア株を除外したのに続いての動きです。いよいよロシアが国際資本市場から完全に切断される状況となってきました。
2022年3月5日

インデックスファンドに含まれるロシア株式・債券の保有比率

 

ウクライナ侵攻に対する経済制裁でロシアの株式・債券市場は崩壊状態です。


ロシア市場への投資が事実上不可能になったことで、指数算出会社もロシア株式・債券などをインデックスから除外しました。


これらの措置でインデックスファンドなど投資信託を通じて国際分散投資している人もある程度の影響を受けます。運用会社からは、ファンドのロシア株式・債券やルーブル建て資産の保有比率が発表されています。
2022年3月2日

MSCIがロシアを指数から除外か―インデックス投資家も経済制裁の参加者である

 

ロイターによると、株価インデックス算出会社であるMSCIが指数からロシア企業を除外することを検討しているそうです。


ウクライナを侵略したロシアへの経済制裁の影響です。これは当然の判断でしょう。インデックス投資家の多くも指数からロシアを除外することに賛同するのでは。
2022年2月22日

中高年になったらスイッチングの練習を―2022年2月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

SBI証券で運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)の2月の買付(1月拠出分)が約定しました。ここにきて世界的に株式市場は不安定なのですが、昨年末にスイッチングを指図していたことが功を奏し、比較的安定した運用が続いています。スイッチングの際に課税コストが一切かからないのがiDeCoの最大の強みのひとつです。とくに中高年に差し掛かった人は、iDeCo口座でのスイッチングを練習しておくことをお勧めします。
2022年2月20日

GPIFの2021年10~12月の運用成績は+2.81%―プラス成績だと話題にならないのは相変わらずか

 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2021年度第3四半期(10~12月)運用状況が発表されていました。少し遅れましたが定例ウオッチです。10~12月の期間収益率は+2.81%、帳簿上の運用益は+5兆4372億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+3.79%となり、運用資産額は199兆2318億円と四半期ベースで過去最高を更新しています。


運用が好調だとメディアの話題にならないのは相変わらずで、今回は発表されているのを失念していたぐらいです。今回も国際分散投資の効果を生かして、安定した運用ができています。
2022年2月15日

給料は減り、配当は増える―2021年の確定申告を準備する

 

先日の3連休を利用して2021年の確定申告の書類を作成しました。昨年は妻が妊娠・出産し、その通院や入院などでかなり医療費を使っているので、医療費控除で少しばかりの還付があります。ただ、書類を作成して改めて感じたのは、現在の日本人が置かれている経済環境の問題です。それは、給与収入は増えず、場合によっては減っているにもかかわらず、配当収入は増えているという現実です。
2022年1月28日

積立は「和戦両様の構え」の投資戦略―今月の積立投資(2022年1月特定口座)

 

世界的に株価が大きく下げています。昨年は好調な相場が続いたのでかなりの含み益があったのですが、みるみるうちに減ってきました。しかし、これもまた相場。今月もいつも通りに積立投資を実行しています。今年はかなり厳しい相場環境となりそうですが、逆に言うと、こういった環境こそ積立投資が元来想定している状況でもあります。積立というのは「和戦両様の構え」の投資戦略だからです。

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