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2022年1月28日

積立は「和戦両様の構え」の投資戦略―今月の積立投資(2022年1月特定口座)

 

世界的に株価が大きく下げています。昨年は好調な相場が続いたのでかなりの含み益があったのですが、みるみるうちに減ってきました。しかし、これもまた相場。今月もいつも通りに積立投資を実行しています。今年はかなり厳しい相場環境となりそうですが、逆に言うと、こういった環境こそ積立投資が元来想定している状況でもあります。積立というのは「和戦両様の構え」の投資戦略だからです。

今月も買付けたファンドはいつも通りです。

【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.093% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)

さて、株式市場は世界的に大荒れ。米国はインフレが鮮明になりつつあることから、今後のテーパリングがほぼ確実になりました。また、新型コロナウイルス禍を契機とした中央銀行による空前絶後の金融緩和が格差を一段と広げたとの批判が世界的に高まっており、「成長」よりも「再分配」が争点となっています。日本の状況もそうした国際的潮流の一端にすぎません。

いずれにしても株式相場にとってフレンドリーだった環境は、もはや終わったと考えていいでしょう。いまはその転換点であり、ちょっとしたパニックが起こって現在の大幅な下落となっているように感じます。おそらく、今後しばらくは厳しい相場が続くのではないでしょうか。

しかし、そういった下落相場こそ積立投資が意味を持つ局面でもあります。投資というのは基本的に上層相場を期待して行うものですが、積立投資というのはある程度の下落局面が続くことを前提とした投資手法です。それこそ下落局面がないと儲からないのです。このことは以前にブログでも書きました。


その意味で積立投資というのは、上昇相場にも下落相場にも対応する「和戦両様の構え」の投資戦略です。ただし、この戦略を成功させるための絶対条件がある。それは、戦略を貫徹することです。つまり、下落局面でも積立を止めないこと。下落局面で積立を止めてしまったら、せっかくの「和戦両様の構え」も崩壊してしまうのです。

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