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2024年2月26日

『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』―20年の実体験の重みが持つ圧倒的な説得力

 

水瀬ケンイチさんの新著『改訂版 お金は寝かせて増やしなさい』を献本いただいたので紹介したいと思います。旧版に最新のデータをアップデートした内容となっており、これからインデックス投資を始めようと考えている人にとっては非常に有益な参考書です。同時に、既にある程度インデックス投資を続けていた人によっても「それって、あるあるだよね」と思わず膝を打つ記述が多く、楽しんで読むことができる1冊です。
2023年9月3日

『投資信託完全ガイド』2023‐2024年版に協力しました



晋遊舎から出ているムック『投資信託完全ガイド』2023‐2024年版に少しだけ協力しました。日本の投資本というのは玉石混淆で、それこそトンデモ本も多いのですが、本書は比較的落ち着いた内容で、これから投資信託を使った資産形成・運用に挑戦しようとしている人にとって簡便な1冊になると思います。
2023年9月2日

日本も“ゼロ・コミッション革命”の時代に突入―SBI証券と楽天証券が売買手数料を無料化

 

SBI証券と楽天証券が国内株式売買手数料を無料化すると発表しました。


ネット証券による株式売買手数料引き下げ競争はこれまでも激しかったのですが、ついに無料に。日本の証券業界もいよいよ“ゼロ・コミッション革命”の時代に突入しました。
2023年5月6日

『大改正でどう変わる? 新NISA徹底活用術』―かゆいところに手が届くQ&A方式


2024年から新しいNISA制度がスタートします。非課税投資枠が拡大され、非課税期間も恒久化されるなど大幅な制度拡充となります。それだけに新NISAは旧NISAからの変更点が大きく、活用するためにはちょっと本腰を入れて制度を研究する必要があります。その際に初心者にとっても心強い入門書として、竹川美奈子さんが『大改正でどう変わる? 新NISA徹底活用術』を刊行してくれました。いかにも竹川さんらしい“かゆいところに手が届く”内容になっています。
2023年3月5日

『大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる』―日銀総裁に金融論の基礎を教えてもらう


次の日本銀行総裁に経済学者の植田和男氏が就任する見通しとなりました。岸田首相が日銀総裁に起用する人事を固めたという第一報が流れた際には、SNSで「植田和男ってだれ?」といったコメントをする人がいて、ちょっとびっくりしました。東京大学経済学部教授でや日銀の政策委員会審議委員を歴任し、日本のゼロ金利政策を理論面で支えた有名な先生なのにね。まあ、普通の人は「マネーサプライ論争(岩田・翁論争)」や「植田裁定」なんか知らないということでしょう。その植田先生はいくつもの専門書を書いていますが、ちょっと毛色の変わった一般書も書いています。それが『大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる』。日銀総裁から金融論の基礎を教えてもらうことができる1冊です。
2022年9月6日

本多静六の評伝が面白そう―『本多静六 若者よ、人生に投資せよ』


本多静六といえば日本最初の林学博士であり、日比谷公園などの設計で活躍する一方で、卓越した資産形成術で有名です。その本多静六の評伝『本多静六 若者よ、人生に投資せよ』が刊行されることになりました。非常に面白そうなので、さっそくAmazonで予約しました。
2022年5月31日

“ほったらかし投資”も進化する―今月の積立投資(2022年5月特定口座)

 

あいかわらず不安定な相場が続いてますが、今月も積立投資を淡々と実践しています。まさに“ほったらかし投資”です。結局、日々の仕事や子育てに忙しい普通の庶民にとって、インデックスファンドの積立による“ほったらかし投資”がもっとも効率的だということは、私自身も結婚したり、子供が生まれたりする中で実感しています。ただ、“ほったらし投資”といえども進化しているのもまた事実です。
2022年5月8日

いまこそロシア文学・文化の凄さが理解できるのでは


ロシアによるウクライナ侵攻以来、国際社会がロシアに対する非難を続けています。これは当然のことなのですが、ちょっと気になることも。それは、ロシア政府への非難だけでなく、最近はロシア全体への反発が強まり、ついにはロシア文学やロシア文化をキャンセルする動きすらあります。これは非常に馬鹿げた話です。逆に現在のような状況の時こそ、ロシア文学・文化の凄さが理解できるのでは。
2022年4月14日

『西洋美術の歴史』―スタンダードな西洋美術史の教科書を読み直す


遠い親戚に芸術院会員の西洋画家がいたこともあってか、私は以前から日本人が描いた西洋画に非常に関心がありました。大学院生時代には明治時代の美術論争に関する論文もいくつか書いたことがあります。最近、どういうわけか美術史研究熱が再燃し、再読も含めて美術史の本ばかり読んでいます。今回紹介するH.W.ジャンソン 、アンソニー・F.ジャンソン『西洋美術の歴史』もその1冊。西洋美術史を勉強している人なら、必ず読んでいると言われるスタンダードな教科書です。
2022年2月22日

中高年になったらスイッチングの練習を―2022年2月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

SBI証券で運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)の2月の買付(1月拠出分)が約定しました。ここにきて世界的に株式市場は不安定なのですが、昨年末にスイッチングを指図していたことが功を奏し、比較的安定した運用が続いています。スイッチングの際に課税コストが一切かからないのがiDeCoの最大の強みのひとつです。とくに中高年に差し掛かった人は、iDeCo口座でのスイッチングを練習しておくことをお勧めします。
2022年1月17日

『Clothes and the Man: The Principles of Fine Men's Dress』―プロはみんな読んでる紳士服スタイリング虎の巻


ブログでたまにスーツなどメンズファッションについて書いているのですが、案外と反応があって驚きます。このブログの読者にも意外とメンズファッションに興味がある人がいるということでしょう。そこでちょっと面白い本を紹介しようと思います。アラン・フラッサー『Clothes and the Man: The Principles of Fine Men's Dress』です。これは非常に有名は本で、紳士服のスタイリングに関する基本文献の1冊。それこそプロはみんな読んでいる虎の巻です。
2021年12月14日

『マンガ お金は寝かせて増やしなさい』―もう「インデックス投資でお金持ちになった人はいない」とは言わせない


水瀬ケンイチさんの新著『マンガ お金は寝かせて増やしなさい』を献本いただいたのでさっそく読みました。オリジナル版のエッセンスはそのままに、マンガが併載されたことでスラスラ頭に入ってきます。しかも、前著の見所だった「涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」は、その後の経緯も加わり「涙と苦労のインデックス投資家20年実践記」に増補されています。これがまったくの御馳走。日本ではなぜか「インデックス投資でお金持ちになった人はいない」となどと言ってインデックス投資を批判する人が定期的に登場するのですが、もうそうは言わせない内容になっています。
2021年12月12日

『[改訂新版]一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo活用入門』―最新の制度改正にも対応


竹川美奈子さんの新著『[改訂新版]一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』がこのほど刊行されました。2016年に刊行したものの改訂新版です。確定年金制度は2022年の大きな制度改正が施行されますが、それに対応して内容も増補されました。これは旧版の紹介の際にも書いたのですが、本書は「制度の根本理念を踏まえた上で、本当にiDeCoが必要な人に向けて書かれているという意味で、極めて誠実な入門書」です。
2021年9月27日

財務諸表が読めないジャーナリスト、新聞記者

 

新型コロナウイルス禍ですが、新規感染者の減少が続くなど、ようやく収束の兆しが見えてきたように感じます。感染拡大第6波に備えて引き続き対策を続ける必要はあるでしょうが、やはりワクチンの威力は凄いと素直に感じます。また、先進国の中で日本は比較的被害が少ないというのも客観的な事実でしょう。もちろん、中国や韓国、台湾と比べると大きな被害を出しているのですが、そもそも中国のような統制体制国家や、韓国・台湾のような準戦時体制の国と比較するのは、どだい無理な話なのです。その意味で、日本で新型コロナ対策を指導してきた専門家チームの功績というのは、それなりに評価しなければならないと思います。ところが最近、専門家チームを率いる尾身茂博士に対して、ちょっと見過ごせない報道がありました。
2021年9月26日

『新型コロナワクチン 本当の「真実」』―科学者としての誠実さについて



先日、妻が新型コロナワクチン接種の2回目を完了しました。これで夫婦ともどもワクチン接種が完了したことになり、ひと安心です。周りを見渡しても接種を終えた人がかなり増えていて、日本も接種の普及がかなり進んでいることを実感します。一方、やっぱりまだ新型コロナワクチンに対して不安があり、接種するかどうか迷っている人もいます。かくいう私も最初は迷いました。それでも自分なりにいろいろと情報を集めて、接種することを決めたわけです。そういう経験も踏まえて、非常に納得できる内容の“新型コロナワクチン本”がありました。宮坂昌之『新型コロナワクチン 本当の「真実」』です。
2021年9月19日

『こんなときどうする? どうなる? Q&A 3つのNISA 徹底活用術』―制度過渡期だからこそ欲しかった1冊


竹川美奈子さんから新刊『こんなときどうする? どうなる? Q&A 3つのNISA 徹底活用術』を献本いただきました。「NISA」制度に対する簡便かつ良質な解説書です。「NISA」は現在、「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」が並立し、さらに2024年からは「一般NISA」は「新NISA」へと衣替えします。このため非常に複雑な体形になっており、一般の個人投資家にとって利用のハードルが高くなりがち。竹川さんの新著は、そういった制度過渡期だからこそ欲しかった1冊となっています。
2021年9月12日

英語の学習を再開―『一億人の英文法』が面白い

 

私は学生時代から英語が苦手だったので、コンプレックスの反動で定期的に英語を勉強したくなります。それで独身時代は週1回のペースで英会話教室に通っていました。ところが結婚と引っ越しをきっかけに退会してしまい、すっかり英語学習とは疎遠に。ところが最近、英語学習熱が再発しています。そこで、思い切って独学で英語の「学び直し」に挑戦することにしました。今回は、ちょっと異質な参考書を使ってみようと思います。
2020年11月9日

『デザイナー 渋井直人の休日』―おかしくて、そして悲しい“男の性(さが)”から目が離せません


妻が漫画大好き人間で、しょっちゅうコミックを買ってきます。それで私も何気なく妻の蔵書を読むのですが、ときどき妻以上に私が熱中してしまう作品に出くわします。今年読んだ中で最高だったのが、渋谷直角『デザイナー 渋井直人の休日』『続 デザイナー渋井直人の休日』。1巻は2017年に単行本になった作品なのでいまさら紹介するのも遅いのですが、あまりに熱中し過ぎて、ついついブログに書きたくなりました。おかしくて、そして悲しい“男の性(さが)”から目が離せません。
2020年5月27日

日経平均は30万円になる!―今月の積立投資(2020年5月特定口座)



日本もようやく新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されました。“コロナ・ショック”で暴落した株価も上げ基調が続き、なんとか半値戻しに。そうした中、5月もいつも通りファンドを買付ました。結果的に市場から退出せずにバイ&ホールドを続けていることがいまのところ成功していると言えそうです。さらにアフター・コロナ時代に日本の株価はさらに上昇するという見方があります。ついに「日経平均は30万円になる!」という調強気の説も登場しました。
2019年12月15日

ビル・ゲイツに4億ドル(約400億円)の婚約指輪を買わせようとするウォーレン・バフェット



なんとなくニュースサイトを見ていたら、思わず笑ってしまう記事を見つけました。あのウォーレン・バフェット、親友であるビル・ゲイツが婚約したことを知ると自分が所有するジュエリーショップに連れて行って、なんと4億ドル(約400億円)の婚約指輪を買わせようとしたそうです。

"投資の神様"ウォーレン・バフェット、婚約指輪に約400億円を使うよう親友ビル・ゲイツにアドバイスしていた(BUSINESS INSIDER JAPAN)

最初に記事を読んだときは意味が分からなかったのですが、これがいかにもバフェットらしいユーモアあふれる行動だったのです。

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