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2023年5月2日

4年ぶりにメーデーのデモに参加

 

5月1日はメーデーということで、組合休暇を取得してデモ行進に参加してきました。新型コロナウイルス禍もあって4年ぶりの参加です。今回は同業者の組合で組織する地域産別労組協議会でデモ後に懇親会も開き、久しぶりに対面での交流を深めることができました。
2023年3月30日

インターネット専業証券の時代―今月の積立投資(2023年3月特定口座)

 

すっかり暖かくなり、近所の桜も満開になってきました。3月もいつも通り淡々と積立投資を実践しています。早いもので、まもなく新年度が始まります。投資の世界でもどうやら“新時代”が始まったようです。
2023年2月5日

GPIFの2022年10~12月の運用成績は-0.97%―国債100%運用論の破綻

 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2022年度第3四半期(10~12月)運用状況が発表されたので定例ウオッチです。2022年10~12月の期間収益率は-0.97%、帳簿上の運用損益はマイナス1兆8530億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+3.38%となり、運用資産額は189兆9362億円となっています。


四半期ベースでは4期連続でのマイナスリターンとなっています。ただ、市場環境の悪さを考えると、分散投資の効果もあって健闘していると言えます。それは同時に、年金運用に対してよく分かっていない人がときたま主張する「国債100%運用論」が破綻していることを明確に示す結果にもなっています。
2022年12月20日

ついにNISAが恒久化へ―日本の資産形成・運用のあり方は大きく変化する

 

このほど与党が決定した「2023年度税制改正大綱」で、ついにNISA(少額投資非課税制度)の投資期間恒久化と投資限度額の拡充が盛り込まれました。国会での審議が順調に進めば、2024年1月から新NISAがスタートすることになります。これにより日本の資産形成・運用のあり方は大きく変化するでしょう。いよいよ新しい時代が始まります。
2022年12月16日

もうすぐ“時代の転換点”を目撃するかも

 

モーニングスターに面白い記事が掲載されていました。


これはなかなか象徴的な出来事です。もしかしたら、私たちはもうすぐ“時代の転換点”を目撃するかもしれません。
2022年12月8日

個人投資家の悪い癖

 

先日、カン・チュンドさんのブログを読んでいて、ハッとしました。

2021年の急騰相場で私たちが学べること(インデックス投資のゴマはこう開け!)

いかにもカンさんらしい穏やかな語り口ですが、ここには投資家、とくに個人投資家の悪い癖がはっきりと列挙されています。
2022年11月28日

NISA拡充・恒久化の実現が視野に入った?―中間層育成と防貧政策・貧困対策はトレードオフではない

 

このほど、岸田首相が主宰する「新しい資本主義実現会議」の第13回会合が開催されました。


この中で「資産所得倍増プラン」の取りまとめが行われて、そこにNISA拡充と恒久化が盛り込まれています。いよいよNISA拡充・恒久化の実現が視野に入ってきました。
2022年11月17日

日本のインデックスファンドは純資産残高が10兆円を超える規模を目指さなければならない

 

既にニュースになっていますが、公募株式投信(除くETF)の運用会社別残高で2022年10月末に三菱UFJ国際投信が野村アセットマネジメントを抜いてトップに立ちました。三菱UFJ国際投信がトップに立つのは2011年以来11年ぶりだそうです。その11年前と比較してモーニングスターが面白い記事を載せていました。


公募株式投信をめぐる状況が大きく変わったことが象徴的に示されています。同時に、この変化はいまだ途上だということも改めて感じました。
2022年11月7日

GPIFの2022年7~9月の運用成績は-0.88%―市場環境悪化の中でも防御力発揮

 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2022年度第2四半期(7~9月)運用状況が発表されたので定例ウオッチです。2022年7~9月の期間収益率は-0.88%、帳簿上の運用損益はマイナス1兆7220億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+3.47%となり、運用資産額は192兆968億円となっています。


世界的な金利上昇と株価下落の影響を受けています。ただ、市場環境が悪化する中で-0.88%の下落にとどまったのは健闘と言えるでしょう。やはり国際分散投資による防御力を発揮しています。
2022年10月30日

インデックス投資を継続する秘訣は“日常生活を充実させる”こと

 

早いもので2022年もだんだん年末へと近づいていきます(歳をとったせいか、最近は時間の流れが速く感じて仕方ありません)。思い返せば、私がインデックスファンドの積立投資を始めたのが2013年でしたから、もうすぐ10年になります。まだまだ“長期投資”の入り口ですが、それでもそれなりの期間を過ごすことができました。インデックスファンドの積立投資というのは基本的に“なにもしない”ことが求められるのですが、これが意外と難しいという面もあります。そんな中、自分が10年間インデックス投資を続けてきて実感するのは、やはり継続の秘訣は“日常生活を充実させること”に尽きるということです。
2022年10月9日

ビジネスパーソンの54%は投資をしている―「ビジネスパーソン1万人アンケート」から

 

フィデリティ・インスティチュートが実施している投資行動・意識調査「ビジネスパーソン1万人アンケート」の結果がアップされていました。

フィデリティ・ビジネスパーソン1万人アンケート(フィデリティ・インスティチュート)

あいかわらず面白い結果が出ています。とくに驚いたのは、投資をしている人の割合が54%となったことです。いまやビジネスパーソンの半分以上が、何らかの投資をしている時代になっているのです。また、公的年金に関する質問の回答からも興味深い傾向が示唆されています。
2022年9月27日

積立投資は“下げ相場”があってこそ利益が出る―今月の積立投資(2022年9月特定口座)

 

世界的なインフレ高進と、それを抑えるために(日本を除く)各国中央銀行が断続的な利上げを実施する中で、いよいよリセッションの可能性は本格化してきました。株式市場も大幅下落が続いています。個人投資家の心中も穏やかではなくなるのですが、こういう“下落相場”こそ、積立投資の真価が問われるときです。なぜなら、積立投資は“下げ相場”があってこそ利益が出る投資手法だからです。9月もいつも通りに積立投資を実行しました。
2022年9月24日

年金を月20万円もらうための道は険しい―2022年9月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

最近、仕事が非常に忙しくなり、残業続きでした。また、家に帰れば娘の世話や家事分担もあるので、なかなかブログを書く時間を確保できなくなっています。久しぶりのブログ更新ですが、私も家族も元気にやっています。そして、どんなに忙しくても個人型確定拠出年金(iDeCo)の9月の買付(8月拠出分)は自動的に約定しているので、じつに助かるのでした。
2022年9月12日

“0か100か”思考は幼稚―現代的かつ実践的な「財産三分法」を

 

先日、ひろゆきと荻原博子さんの論争に対して「ひどい対談」だとこのブログで書きました。なぜひどいと感じたのかというと、どちらも“0か100か”思考が強すぎて、なんとも幼稚だと思ったからです。その点、昔の人の方がよほど合理的に考えていて、例えば伝統的な資産形成戦略に「財産三分法」というのがあります。改めて思う語は、いまこそ現代的かつ実践的な「財産三分法」を考えるべきでしょう。
2022年8月21日

公的年金補完のための私的年金奨励は世界共通―2022年8月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

SBI証券で運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)の8月の買付(7月拠出分)が約定しました。なんだかんだありましたが、ここにきて相場も回復傾向となり、評価額も大きく改善しています。ちなみに、iDeCoは公的年金を補完するために国が用意している私的年金制度です。公的年金だけで老後資金を十分に担保できなくなっているという問題は世界共通ですが、その課題に対して公的年金を補完する私的年金を奨励するというのも世界共通の解決策となっています。
2022年8月17日

“常にプラスの収益効果”が得られる投資方法は存在する

 

ときどき「?」な記事が掲載されるモーニングスターですが、またまた奇妙な記事が出ていました。


たしかにインカムゲインだけを見れば「常にプラスの投資効果」となるわけですが、それによって元本部分が減価して、インカムゲイン以上にマイナスの収益効果となってしまえば、投資として意味がありません。投資の成果というのはインカムゲインとキャピタルゲインを合わせたトータルリターンで判断すべきです。この点に関して、水瀬ケンイチさんが記事へ的確な批判をしていて、私もまったく同感です。

インカムゲインを狙うファンドは「常にプラスの収益効果」で根強い人気ってあなた… (梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記))

では、モーニングスターの記事が紹介するファンドとは関係なく、実際にトータルリターンで“常にプラスの収益効果”を得ることのできる投資方法や投資対象は存在するのでしょうか。じつは存在します。しかも、古典的な投資方法としてです。
2022年8月13日

GPIFって、なに?―公的年金制度と年金積立金運用を分かりやすく動画で解説


このブログでは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用状況を定例ウオッチして紹介しています。なぜそんなことをしているのかというと、公的年金積立金運用に対して世間一般の認識が、あまりに実態と乖離していると感じることが多いからです。この問題はGPIFも認識しているようで、正しい認識を持ってもらうために積極的に情報を発信しています。その一つがYouTubeの公式チャンネルでの動画配信。これがなかなかよくできていて、とくに「GPIFって、なに?」は、公的年金制度と年金積立運用を分かりやすく解説してくれています。
2022年8月7日

GPIFの2022年4~6月の運用成績は-1.91%―金利上昇局面では国内債券も安全資産とはならず

 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2022年度第1四半期(4~6月)運用状況が発表されたので定例ウオッチです。2022年4~6月の期間収益率は-1.91%、帳簿上の運用益はマイナス3兆7501億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+3.56%となり、運用資産額は193兆126億円となっています。


世界的な金利上昇と株価下落の影響を受けて期間収益はマイナスとなっています。ただ、GPIFの運用は超長期の運用ですから、四半期ベースの数字はノイズでしかありません。それよりも注目すべきは、現在のような金利上昇局面での運用のあり方でしょう。
2022年8月4日

日本株は144年間で584万倍に上昇―明治大学株価指数研究所が「三和・岡本日本株価指数」を開発

 

明治大学の株価指数研究所がこのほど、日本で株式市場が誕生した1878年(明治11年)を起点とする株価指数「三和・岡本日本株指数」を開発しました。


この指数によると、日本株は配当再投資効果も含めると144年間でなんと584万倍に上昇していることが分かりました。これは画期的な調査・研究です。株価が長期に渡ってどれだけ驚異的な成長を遂げるのかという実例を日本株でも具体的に例示することになるからです。
2022年7月30日

間違った投資は金銭的損失だけでなく人的資本を毀損する

 

先週から話題になっていました、TKOの木本武宏さんが投資トラブルを起こし、松竹芸能を退社することになりました。


トラブルの全貌が不明なのでなんとも言えませんが、やはり無理な投資がいらぬトラブルを招いてしまったということでしょう。こういう報道を見るといつも思うのが、「間違った投資は金銭的損失だけでなく人的資本を毀損する」ということです。

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