ラベル 4.投資信託批評 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 4.投資信託批評 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
2023年11月13日

ポートフォリオ大改革―ひふみ投信の2023年10月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2023年10月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。10月の騰落率は-3.07%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は-2.99%でした。純資産残高は10月31日段階で1533億円(前月は1578億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7576億円(前月は7828億円)となりました。残念ながら10月も参考指数をわずかにアンダーパフォームしています。運用の不振が続く「ひふみ投信」ですが、ついにポートフォリオの大改革に踏み切りました。
2023年11月9日

楽天投信投資顧問が「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」の信託報酬を引き下げ

 

楽天投信投資顧問は、10月に設定した超低コストインデックスファンド「楽天+」シリーズの「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」と「楽天・S&P500インデックス・ファンド」の信託報酬を12月1日から引き下げると発表しました。


これにより両ファンドとも信託報酬はカテゴリー最安値を更新します。ここにきてインデックスファンドの低コスト競争が一段と激しくなっているのですが、“絶対王者”の感がある三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim」シリーズに対して楽天投信投資顧問も真っ向から挑む姿勢を示したことになります。
2023年10月25日

信託報酬が引き下げられていた―「iTrust世界株式」の2023年9月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ・ジャパンの低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2023年9月次運用報告書の定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の9月の騰落率は-2.89%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は-2.17%でした。残念ながら9月も参考指数に対してアンダーパフォームしています。それと迂闊な話ですが、7月11日から信託報酬が引き下げられていたことにいまごろ気づきました。運用成績は厳しい状況が続いていますが、コスト引き下げに努力するピクテ・ジャパンの姿勢は評価できます。
2023年10月23日

DC専用ファンドにも全世界株式インデックスが登場―2023年10月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

SBI証券のプランで拠出している個人型確定拠出年金(iDeCo)の10月買付(9月拠出分)ので定例報告ですが、あわせて新ファンド設定のニュースがあったので併せて紹介しようと思います。ニッセイアセットマネジメントがDC専用ファンド「DCニッセイ」シリーズに全世界株式インデックスファンド「DCニッセイ全世界株式インデックスコレクト」を新規設定しました。DC専用ファンドで全世界株式インデックスファンドは珍しく、要注目のファンドだと思います。
2023年10月22日

ニッセイAMが超低コスト米国株式インデックスファンドを設定―指数使用料削減という古くて新しい手法

 

ニッセイアセットマネジメントが「購入・換金手数料なし」シリーズに超低コスト米国株式インデックスファンド「<購⼊・換⾦⼿数料なし>ニッセイ・S⽶国株式500インデックスファンド」を新規設定します。


設定日は11月13日。運用管理費用(信託報酬)は、驚きの年率0.05775%(税抜0.0525%)で、米国株式インデックスファンドとしては最安値となります。そして、米国株式インデックスファンドで運用管理費用0.05%台を実現するためにニッセイAMは、指数使用料の削減という古くて新しい手法を採用してきました。
2023年10月15日

「ひふみ投信」は魅力を取り戻せるのだろうか―ひふみ投信の2023年9月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2023年9月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。9月の騰落率は-0.14%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+0.51%でした。純資産残高は9月29日段階で1578億円(前月は1580億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7828億円(前月は7874億円)となりました。残念ながら参考指数を大きくアンダーパフォームしています。ここ数年、苦しい運用が続いている「ひふみ投信」ですが、はたしてかつての魅力を取り戻すことができるのでしょうか。
2023年9月25日

日本株が注目される理由―「iTrust世界株式」の2023年8月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2023年8月次運用報告書の定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の8月の騰落率は+1.04%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+1.61%でした。残念ながら参考指数に対してアンダーパフォームしています。そのピクテですが、ここにきて日本株の評価をオーバーウエート推奨に上方修正しました。
2023年9月12日

「ひふみ魅力化計画」始まる―ひふみ投信の2023年8月の運用成績

 
サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2023年8月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。8月の騰落率は-0.11%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+0.43%でした。純資産残高は8月31日段階で1580億円(前月は1583億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7874億円(前月は7888億円)となりました。8月は残念ながら参考指数をアンダーパフォームしています。依然として一進一退の運用が続いている「ひふみ投信」ですが、新たに「ひふみ魅力化計画」をスタートさせ、今後の戦略と体制を明確にしてきました。
2023年8月24日

「DCニッセイ外国株式インデックス」が信託報酬引き下げ―2023年8月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

SBI証券のプランで拠出している個人型確定拠出年金(iDeCo)の8月の買付(7月拠出分)ので定例報告です。SBIベネフィット・システムズの加入者用サイトにログインして気づいたのですが、積立している「DCニッセイ外国株インデックス」の信託報酬が8月19日から引き下げられました。インデックスファンドで課題となっている“一物二価”問題を解消しようとしているニッセイアセットマネジメントの姿勢が素晴らしい。
2023年8月19日

「eMAXIS Slim全世界株式」3ファンドと「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」が信託報酬引き下げ

 

三菱UFJ国際投信が超低コストインデックスファンド「eMAXIS Slim全世界株式」3ファンドと「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の信託報酬を2023年9月8日から引き下げると発表しました。


野村アセットマネジメントが新規設定する「はじめてのNISA」シリーズへの対抗値下げに踏み切ったわけです。既に日本の一般販売向けインデックスファンド市場ではトップシェアを持つ「eMAXIS Slim」シリーズですが、その地位は絶対に明け渡さないという三菱UFJ国際投信の並々なむ決意を感じました。
2023年8月18日

リセッションへの懸念は後退―「iTrust世界株式」の2023年7月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2023年7月次運用報告書の定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の7月の騰落率は+0.33%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+1.4%でした。残念ながら参考指数に対してアンダーパフォームしています。一方、株式市場の市況は好転の兆しが。世界的な景気後退(リセッション)への懸念は後退しつつあるというのがピクテの見立てです。
2023年8月13日

反転攻勢のきっかけに―ひふみ投信の2023年7月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2023年7月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。7月の騰落率は+1.81%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+1.49%でした。純資産残高は7月31日段階で1583億円(前月は1561億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7888億円(前月は7773億円)となりました。7月は参考指数をアウトパフォームしており、今後の反転攻勢に向けた兆しを感じさせる結果となっています。
2023年7月27日

先進国と新興国の成長率に格差―「iTrust世界株式」の2023年6月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2023年6月次運用報告書の定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の6月の騰落率は+7.14%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+7.84%でした。大幅な上昇となりましたが、残念ながら参考指数に対しては若干のアンダーパフォームとなりました。ピクテの分析によると、引き続き日本株に対して好感する一方、ここにきて先進国と新興国の経済成長率に格差が生じていることに注意を促しています。
2023年7月12日

年初来高値を更新中だけれども―ひふみ投信の2023年6月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2023年6月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。6月の騰落率は+5.62%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+7.55%でした。純資産残高は6月30日段階で1561億円(前月は1491億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7773億円(前月は7477億円)となりました。好調な相場となり基準価額は大きく上昇しましたが、参考指数はさらに大幅な上昇に。結局、6月は参考指数に対してアンダーパフォームしています。
2023年6月27日

超低コストファンドは嬉しいけれど―野村AMが「はじめてのNISA」シリーズを新規設定

 

2024年から始まる「新NISA」に向けてインデックスファンドの低コスト競争が再び過熱してきました。既に多くのブロガーさんが紹介しているように、野村アセットマネジメントが7月10日付で「はじめてのNISA」シリーズ(愛称:Funds-i Basic)5本を新規設定します。


とくに注目は全世界株式インデックスファンドでしょう。大幅な低コストを実現しており、現在のところカテゴリー最安値を更新します。こうした超低コストファンドの登場は個人投資家にとって喜ばしいことです。ただ、少し気になる点もあるのでした。
2023年6月23日

日本株は買われすぎか―「iTrust世界株式」の2023年5月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2023年5月次運用報告書の定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の5月の騰落率は+2.71%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+4.84%でした。残念ながら5月は参考指数を大きくアンダーパフォームしています。そうした中、5月から好調が続いている日本株に対してピクテは、なかなか慎重な姿勢を示していました。
2023年6月15日

シブく参考指数をアウトパフォーム―「iTrust世界株式」第7期運用報告書を読む

 

サテライトポートフォリオで少額ですが積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の第7期運用報告書(全体版)(2022年4月11日~2023年4月10日)が出ていたので読んでいきたいと思います。ファンドの騰落率は+0.8%、参考指数であるMSCIワールド指数(ネット配当込み)の騰落率は+0.2%でした。分配金は見送りです。ほぼ横ばいで推移する中で、シブく参考指数をアウトパフォームしています。
2023年6月10日

これからエンジンがかかってくるか―ひふみ投信の2023年5月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2023年5月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。5月の騰落率は+3.86%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+3.62%でした。純資産残高は5月31日段階で1491億円(前月は1451億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7477億円(前月は7319億円)となりました。5月は、わずかですが参考指数をアウトパフォームしています。ここにきて日本株が元気なので、「ひふみ投信」もこれからエンジンがかかってくることを期待したいところです。
2023年6月4日

クレディセゾンとセゾン投信は大きな武器を失うのではないか

 

セゾン投信の中野晴啓会長CEOが退任することになりました。ただ、報道によると親会社であるクレディセゾンと路線対立があり、事実上の更迭とのことです。


この報道に対してセゾン投信も正式にリリースを出し、中野会長の退任を認めています。

一部報道について(セゾン投信)

中野会長といえどもオーナーではありませんから、株主であるクレディセゾンと日本郵便の判断でいつかは退任することになるわけですが、どうも円満退任ではなさそうです。そして、中野さんを事実上更迭するというクレディセゾンの判断ぬよって、セゾン投信の大きな武器を失うことになるような気がします。
2023年5月30日

ニッセイAM「購入・換金手数料なし」シリーズ4ファンドが信託報酬を引き下げ

 

ニッセイアセットマネジメントが、低コストインデックスファンド「購入・換金手数料なし」シリーズの4ファンドの信託報酬を6月14日から引き下げると発表しました。


今回の引き下げにより、競合する「eMAXIS Slim」シリーズ、「たわらノーロード」シリーズと信託報酬で並び、業界最低水準になりました。今回もシリーズの純資産残高総額が6000億円を超えたのに合わせて自律的に信託報酬を引き下げています。こうしたニッセイAMと「購入・換金手数料なし」シリーズの姿勢は極めて高く評価すべきものです。

関連コンテンツ