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2023年5月13日

楽天銀行がポートフォリオの最上位に―ひふみ投信の2023年4月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2023年4月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。4月の騰落率は+1.19%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+2.70%でした。純資産残高は4月28日段階で1451億円(前月は1437億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7319億円(前月は7259億円)となりました。残念ながら4月は参考指数をアンダーパフォームしています。また、保有銘柄に大きな変化が。組入れ比率1位に楽天銀行が登場しています。
2023年5月12日

新NISAに向けた運用会社の競争は既に始まっている

 

既に何人ものブロガーさんが紹介していますが、SBIグローバルアセットマネジメントが低コストインデックス型ファンド11本を一気に新規設定してきました。


こうした動きは、やはり2024年から始まる新NISAに向けたものでしょう。運用会社の競争が既に始まっていることを強く感じました。
2023年4月30日

ファンドのコストは総経費率で比較する時代に―今月の積立投資(2023年4月特定口座)

 

早いもので4月も終わり、ゴールデンウィークに突入します。今年は娘を連れでどこに行こうか、いろいろ思案中(もっとも、まだ1歳5カ月なので、そんなに遠出はできません)。ということで、4月も自動積立でファンドの買付が完了していました。
2023年4月18日

ハイイールド債券に警戒―「iTrust世界株式」の2023年3月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2023年3月次運用報告書の定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の3月の騰落率は-0.01%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は-0.43%でした。3月は参考指数をアウトパフォームしています。ここにきて欧米で金融不安が高まるなど不安定な市場の中で、ほぼ横ばいを維持しました。ただ、金融不安を背景にピクテはとくにハイイールド債券への警戒を呼び掛けています。

3月は金利上昇による債券価格下落をきっかけに米地銀、シリコンバレー銀行(SVB)が破綻し、欧州でもクレディ・スイスが経営危機となりUBSによって救済買収されるなど金融不安が高まりました。このため株価も不安定な状態で推移しました。各国の金融当局や中央銀行の迅速な対応によって危機が本格化することはありませんでしたが、依然として警戒感が漂っています。

ピクテは、「iTrust」シリーズの受益者に配信される機関投資家向けレポー「Barometer」4月号でも「銀行を巡る信用不安は緩和しつつも、難局は続く」と指摘しています。とくに警戒しているのがハイイールド債券。銀行の信用不安を受けてハイイールド債のイールド・スプレッド(国債との利回り差)は拡大していますが、まだデフォルトリスクを完全には織り込めていないと見ています。実際、SVBの破綻では劣後債が全損となりました。

株式だけでなく、しばらくは債券投資家にとっても不安定な経済情勢が続きそうです。
2023年4月16日

ポートフォリオを攻撃的に変える―ひふみ投信の2023年3月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2023年3月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。3月の騰落率は+0.61%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+1.70%でした。純資産残高は3月31日段階で1437億円(前月は1433億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7259億円(前月は7203億円)となりました。3月は参考指数をアンダーパフォームしています。ただ、市場の地合いはかなり良くなっているようで、ポートフォリオを攻撃的に変えていくそうです。
2023年4月12日

「eMAXIS Slim」は「『Tracers』を相手にせず」か(追記あり)

 

昨日、日興アセットマネジメントが信託報酬0.05775%(税込み)の全世界株式インデックスファンド「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」を新規設定するという情報をお伝えしました(超弩級の低コスト全世界株式インデックスファンドが日興AM「Tracers」シリーズに登場か)。そこで三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」が従来の戦略通り追随して信託報酬を引き下げるかが焦点になる指摘したのですが、どうやら対抗値下げはしないのではという報道がありました。


どうやら「eMAXIS Slim」は「『Tracers』を相手にせず」ということになる可能性が出てきました。
2023年4月11日

超弩級の低コスト全世界株式インデックスファンドが日興AM「Tracers」シリーズに登場か

 
凄いニュースが入ってきました。日興アセットマネジメントが信託報酬0.05%台の全世界株式インデックスファンドを新規設定するとのことです。


まだ正式発表されていませんので明確なことは言えませんが、まさに超弩級の低コストです。2024年から始まる新NISAに向けて、インデックスファンドの低コスト競争が新たな局面に入る可能性が高まりました。
2023年3月31日

「eMAXIS Slim」が信託報酬を引き下げ―次は自律的な引き下げを見てみたい

 

すでに何人ものブロガーさんが報告していますが、三菱UFJ国際投信は低コストインデックスファンド「eMAXIS Slim」シリーズの8ファンドの信託報酬を5月11日から引き下げると発表しました。


先日発表されたアセットマネジメントOne「たわらノーロード」シリーズの信託報酬引き下げにすかさず追随しています。徹底して“業界最低水準の運用コスト”にこだわる姿勢は天晴れというしかありません。
2023年3月26日

ニッセイAMがインデックスファンドの“一物二価問題”の是正を進めている

 

インデックスファンドの低コスト化が進む中で、新たな課題となっているのが実質的に同じ(=マザーファンドが同じ)インデックスファンドに異なる信託報酬が設定されている“一物二価問題”です。この点に関して、目立たないけれども大きな動きが2月にありました。ニッセイアセットマネジメントが確定拠出年金専用ファンドである「DCニッセイ外国株式インデックス」の信託報酬を引き下げることで“一物二価問題”の是正に動いているのです。
2023年3月25日

「たわらノーロード」8ファンドが信託報酬を引き下げ―自律的な信託報酬引き下げの意義は大きい

 

アセットマネジメントOneが低コストインデックスファンドシリーズ「たわらノーロード」の8ファンドの信託報酬を4月7日付で引き下げると発表しました。


これにより5ファンドがカテゴリー最安値を更新します。今回のAM‐Oneの動きは、インデックスファンドの低コスト競争において大きな意義を持ちます。AM‐Oneは、自律的に信託報酬を引き下げる決断をしたからです。
2023年3月20日

すべての道は新興国に通ず―「iTrust世界株式」の2023年2月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2023年2月次運用報告書の定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の2月の騰落率は+2.32%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+3.19%でした。ここのところ好調な運用が続いていましたが、2月は久しぶりに参考指数をアンダーパフォームしています。あいかわらず先行き不透明な市場環境が続いていますが、ピクテは新興国に対して非常にポジティブな見通しを示しています。
2023年3月12日

金利上昇の影響大きく―「世界経済インデックスファンド」の第14期運用報告書を読む

 

積立投資のコア商品のひとつとして愛用している「世界経済インデックスファンド」の第14期(2022年1月21日~2023年1月20日)運用報告書が出ました。第14期は、世界的なインフレ高進と、それを抑えるために各国中央政府が金利引き上げに動いた提供が大きく出た結果となりました。
2023年3月11日

リターンの源泉は多い―ひふみ投信の2023年2月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2023年2月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。2月の騰落率は+1.49%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+0.95%でした。純資産残高は2月28日段階で1433億円(前月は1415億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7203億円(前月は7090億円)となりました。2月は参考指数をアウトパフォームする堅調な運用となっています。受益者としては引き続き巻き返しに期待したいところ。最高運用責任者・ファンドマネージャーである藤野英人さんも「リターンの源泉が多い状況」と強気の発言をしています。
2023年2月21日

まだ傘は必要―「iTrust世界株式」の2023年1月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2023年1月次運用報告書の定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の1月の騰落率は+4.76%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+3.94%でした。ここのところ好調な運用が続いており、参考指数をアウトパフォームすることが増えています。このため直近6カ月間の騰落率でも「iTrust世界株式」が+1.37%に対して参考指数は-0.57%。依然として厳しい市場環境ですが、この調子で頑張って欲しいものです。
2023年2月10日

5年に一度の“バーゲンセール”―ひふみ投信の2023年1月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2023年1月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。1月の騰落率は+2.74%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+4.42%でした。純資産残高は1月31日段階で1415億円(前月は1376億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7090億円(前月は6867億円)となりました。残念ながら1月は参考指数をアンダーパフォームしています。1月から藤野英人さんがファンドマネージャーに復帰したわけですが、さっそくポートフォリオの組み換えに着手しているようです。
2023年2月2日

安定度が一段と高まる―「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」第9期運用報告書を読む

 

ニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>シリーズ」のうち主要ファンドの運用報告書が交付されました。さっそく自分が保有している「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の第9期(2021年11月23日~2022年11月21日)運用報告書を確認しました。純資産残高はマザーファンドも含めて順調に成長しており、インデックスファンドとしての安定度が一段と高まっています。
2023年1月29日

中国、新興国に好機か―「iTrust世界株式」の2022年12月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2022年12月次運用報告書の定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の12月の騰落率は-5.46%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は-6.18%でした。大きな下落相場でしたが前月に続いて参考指数をアウトパフォームしています。2022年は株式にとって厳しい市場環境が続きましたが、それを象徴するような12月の結果です。ただ、ここにきてまたもや相場のキャラクターが変化しそうな予感もあります。
2023年1月23日

歴史性というもの―「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」雑感

 

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」の結果発表・表彰式が1月21日に開催されました。新型コロナウイルス禍のため今回もオンライン開催となりました。結果をふまえ、今回も感じたことをメモしておきたいと思います。今回は「歴史性というもの」について、いろいろと考えさせられました。
2023年1月14日

守りの運用に一定の成果―ひふみ投信の2022年12月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2022年12月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。12月の騰落率は-3.57%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は-4.57%でした。純資産残高は12月30日段階で1376億円(前月は1429億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は6867億円(前月は7116億円)となりました。騰落率がマイナスとなる厳しい運用の中で、なんとか参考指数をアウトパフォームしています。2022年は「ひふみ投信」にとって最悪の年でしたが、最後に“守りの運用”が一定の成果を上げたと言えそうです。
2022年12月26日

来年も厳しい投資環境が続きそう―「iTrust世界株式」の2022年11月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2022年11月次運用報告書の定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の11月の騰落率は-2.15%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は-2.46%でした。下落相場でしたが前月に続いて参考指数をアウトパフォームしています。2022年もあとわずかですが、来年も厳しい投資環境になりそうな予感です。

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