サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2023年3月次運用報告書が出ていたので定例ウオッチです。3月の騰落率は+0.61%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+1.70%でした。純資産残高は3月31日段階で1437億円(前月は1433億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7259億円(前月は7203億円)となりました。3月は参考指数をアンダーパフォームしています。ただ、市場の地合いはかなり良くなっているようで、ポートフォリオを攻撃的に変えていくそうです。
3月の株式市場は米国の中堅地銀、シリコンバレー銀行が破綻し、スイスの金融大手であるクレディ・スイスが信用不安に陥り、UBSの救済買収されるなどで金融不安が高まったことで一時は軟調に推移しました。ただ、各国の金融当局や中央銀行が迅速に対応を進めたことで金融不安も後退し、株式市場も反発に転じました。
こうした中、最高運用責任者・ファンドマネージャーである藤野英人さんは「これからはよりポートフォリオを守備よりも攻撃型に変えていくことによってお客様に喜んでいただける運用をしていこうと思っています」と書いています。インバウンド観光の本格回復が見込めることから、内需や観光産業への恩恵が見込めます。「ひふみ投信」もリオープニング関連企業のウエイトを積み増しているそうです。また、これまで「ひふみ投信」が重視してきた半導体関連企業も復調の兆しがあります。
攻撃的なポートフォリオの成果に期待したいと思います。
【ご参考】
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