2021年最初の積立投資です。早いもので私がインデックスファンドの積立投資を始めてから9年目に入りました。先輩ブロガーと比べれば、まだまだ長期投資の“チョ”の字にも達しませんが、それでも継続は力なりで、ようやく資産額も目に見える数字になってきました。やはり、庶民の資産形成において積立投資というのは、非常に威力があるという実感が日々強まっています。そして、そういった認識が若い世代に広がりつつあるようです。いよいよ日本でも“資産があるから投資する”のではなく、“資産がないから投資する”時代にっ向かいつつあるようです。
今月も買付けたファンドはいつも通りですが、1月は「ひふみ投信」の買付月でもあります。
【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.093% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
【直販投信】
「ひふみ投信」
(信託報酬:税抜0.98% 信託財産留保額:なし)
昨年からの“コロナ・バブル”の恩恵を受けて、資産総額は過去最高を更新しています。さすがに積立投資も9年目になると保有する資産の総額もそれなりになり、運用の成果が目に見える数字となってきました。もし積立投資をしていなかったら現在の資産額に達することはなかったでしょう。まだまだ途中経過にすぎませんが、やはりリスクをとってでも投資していて良かったと感じています。
最近では「つみたてNISA」などの登場もあって若い世代の間でも積立投資の認知度が徐々に高まっています。その点に関してフィデリティ・インスティテュート退職・投資教育研究所「ビジネスパーソン1万人アンケート」に興味深いデータがあります。
資産がないから投資をする―ビジネスパーソン1万人アンケートより(フィデリティ・インスティテュート退職・投資教育研究所)
近年、投資をしている人は増えているのに、投資している人の退職準備額が減少を続けているそうです。この結果に対してフィデリティは、あくまで傍証とした上で「資産を作り上げるために投資を始めている人が多いからではないでしょうか」という可能性を指摘しています。つまり、かつては資産のある人が余裕資金を投資するケースが多かったのに対し、現在は資産のない人が投資を通じて資産を作ろうとしているということです。
こうした可能性を踏まえつつ、フィデリティは「積立投資で資産運用を始める若年層が増えてきたということは、「資産があるから投資をする」時代から「資産がないから投資をする」に視点が変わってきたとみることもできます」と指摘します。これは大いにあり得ることだと思う。なぜなら、私自身もまた「資産がないから投資する」ひとりだからです。
従来、日本では投資していない人にその理由を聞くと「投資に回せるようなお金がない」という答えがかなりの割合を占めました。“投資=お金持ちがやるもの”という認識が今も残っています。しかし現実は既に先に向かっているのかも。資産がないからこそ投資する若い世代が登場しているのでしょう。ここに「資産運用」ではなく「資産形成」という言葉がクローズアップされるようになった理由もあるはずです。いよいよ日本も投資に関して新しいステージに入りつつあるのかもしれません。
【ご参考】
積立投資についての入門書としては、カン・チュンドさんの『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』と星野泰平さんの『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』、そして水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』が参考になります。ぜひ参照してみてください。
積立投資についての入門書としては、カン・チュンドさんの『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』と星野泰平さんの『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』、そして水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』が参考になります。ぜひ参照してみてください。