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2018年5月29日

累計200万PVに到達しました―投資もブログも続けていれば異なる風景が見えてくる



このほど、このブログのページビュー累計が200万に到達しました(右下カウンターを参照)。ブログを開始したのは2015年1月1日でしたが、15年9月にGoogleBloggerに引っ越したのでPVカウンターはGoogleBloggerに移ってからの数字です。2017年3月に累計100万、10月に150万というペースでPVを重ねてきました。これもひとえに読者の皆様のおかげです。こんな好き勝手に書き散らかしているだけのブログでも、これだけのPVになるとは我ながら驚きを禁じえません。同時に、投資にしろブログにしろ、続けているといままでとは異なる風景が見えてくるということを改めて感じます。

そもそもブログを書き始めた理由のひとつが、かつて自分がインデックス投資を始めたときに個人ブログの情報に大いに助けられたからというのがあります。私が本格的にインデックス投資を始めたの2013年ですが、当時は個人ブログこそ貴重な情報源でした。個人型確定拠出年金(iDeCo)にいたっては、個人ブログが唯一の情報源だった感すらあります。そういった中でいろいろと勉強させてもらった恩返しも兼ねて、自分でも情報を発信したくなったわけです。

それともうひとつ、ブログを通じて書きたかったことがあります。それが「庶民にとっての投資とは何か」ということを考えることであり、それを可能とする環境とはいかなるものかという点でした、このことに関しては、ちょうど累計150万PVを達成したときの記事で次のように書いています。
日本では、まだまだ「投資」という言葉に独特の意味付けがなされています。どちらかというと負のイメージも強く、いまだに日常生活で表立って「投資している」と発言することが躊躇される状況です。そんな中で、庶民でも投資が普通のこととして語られるようになるには何が必要かを問うことがこのブログを始めたときのモチーフでした。

そもそも投資はリスクがあるだけに、軽々に他人に勧めるべきものではありません。また、日本では一般性のない特殊は投資手法ばかりがクローズアップされ、それが普通の人から投資を遠ざけている原因でもあります。つまり、庶民に対して語るべき「投資とは何か」が日本では決定的に欠けているのです。

そんなとき、インデックス投資という誰もが実践可能な一般性のある投資手法を知りました。これをベースにすることで「庶民にとって投資とは何か」「普通の庶民でも実践可能な一般性のある投資手法」について語ることできると思った。だからブログのサブタイトルを「教養としての国際分散投資の研究と実践」としたのです。「庶民にとって投資とは何か」を考えることは、現代の教養だと考えているからです。

もうひとつブログを書くモチベーションとなったのが日本の庶民が置かれている劣悪な投資環境でした。日本のリテール向けの金融商品というのは、商品の品質やサービスではなく、一般人と金融機関の間にある「情報の非対称性」を徹底して利用し、それを金融機関の収益につなげるようなものがあまりに多すぎる。ようするに、いつも庶民は金融機関にハメ込まれてきたのです。そういった異常な状態に少しでも異議を唱えたかった。ときどき過激な文章を書いていた理由です。
こう書いてからわずか半年ほどしか経っていないのですが、私が予想していた以上に時代は大きく変化しているように感じます。ここにきて庶民の間でも急速に「投資」というものが意識されるようになる端緒が見えてきたような気がします。例えば「つみたてNISA」の登場や、iDeCoの加入者拡大などが、それを象徴しています。そして、金融機関の姿勢にも明らかに変化が生まれている。ここ数年でインデックスファンドの低コスト化などが信じられないスピードで進みました。やはり時代が変わろうとしているのでしょう。

そういう変化を呼び起こしたのは、やはり個人投資家たちの声だと思う。たとえ一人一人の声は小さくとも、それが集まり、積み重ねられることで業界や行政を動かしてきたと思っていい。私のブログはいかほどの影響力もありませんが、末席ぐらいに並ぶことができたのなら、これほど光栄なことはありません。

こういうふうに、いままでと異なる風景を見ることができるのが、ブログを続けてきた一つの成果だったのかもしれません。やはり投資と同じで、続けることは必ず何かの成果を生むのでしょう。そういうことを考えながら、今後もブログを書き続けていきたいと思う。今後も、ぜひともお見捨てなきようお願いしたいます。最後に、これまでこのブログを読んでいただいた方々、本当にありがとうございました。

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