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2025年5月26日

だいぶ戻してきた―2025年5月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

SBI証券のオリジナルプランで拠出している個人型確定拠出年金(iDeCo)の5月買付(4月拠出分)の定例報告です。4月は米国のトランプ大統領による相互関税ショックで株価も大暴落し、iDeCoの評価額もかなり減りましたが、関税施行の90日延期や米中交渉の進展などもあって株価が順調に回復しました。このためiDeCo口座の評価額もだいぶ戻しています。

SBI証券のiDeCoオリジナルプランで買付けたファンド・商品は以下の通りです(カッコ内は信託報酬)。いつも通りのポートフォリオとなっています。
【個人型確定拠出年金(SBI証券iDeCoオリジナルプラン)】
「三井住友・DCつみたてNISA・日本株式インデックスファンド」(0.16%)
「DCニッセイ外国株式インデックス」(0.09889%)
「EXE-i新興国株式ファンド」(0.096%+投資対象ETF信託報酬0.0705%程度)
「EXE-i全世界中小型株式ファンド」(0.18%+投資対象ETF信託報酬0.054%程度)
「野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)」(0.14%)
「三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド」(0.34%)
「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」(0.27%以内)
「あおぞらDC定期」

5月は米国による関税実施の90日間延期や中国など各国との交渉進展への期待感から株価は右肩上がりに上昇しました。このためiDeCo口座の評価額も5月24日段階で累積損益率が+68.9%となり、かなり戻しています。絶対額では過去最高水準に近いところまで回復しました。

4月の暴落の際には、さらなる株価下落のリスクを嫌ってiDeCo資産も一時的に定期預金など無リスク資産にスイッチングするべきといった意見も一部にあったのですが、結局は何も動かずに従来通りの資産配分で淡々と積立を継続するのが最善手だったということになります。やはり市場の先行きを予測するのは難しい。このあたりが積立投資の面白いところです。

もっとも、iDeCo口座のリスクを抑えていくという手法自体は大切です。でも、それは相場動向によって判断するものではなく、運用期間との兼ね合いです。iDeCoは運用期間に限りがあります。運用期間の残りが少なくなってくれば、徐々にポートフォリオのリスクを抑える資産配分に変更していくというのがセオリー。私も50代中盤に入れば、徐々にポートフォリオのリスクを減らしていこうと考えています。それはまでは、多少の暴落があっても現在の資産配分で淡々と運用を続ける考えです。

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