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2024年9月30日

政策変更リスクは避けられない―今月の積立投資(2024年9月NISA口座・特定口座)

 

9月の積立投資の定例報告です。投資自体に特段の変更はありませんが、ここにきて投資環境は大きく変わる可能性があります。このほど、自民党の新総裁に石破茂氏が選ばれ、次期首相に就く予定です。また、12月には米国の大統領選挙が控えています。政策変更によるリスク要因が高まっている。ただ、こればかりは長期投資をしている以上、避けようがありません。大切なのは、どのような政策変更と環境変化があったとしても、投資を継続できるような体制を作ることでしょう。

9月に購入したのはいつも通り以下のファンドです。このうち、「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックス」はVポイントを使っての少額購入。以前からやっている「クレカのポイントで世界の不動産に投資する」という夢のある企画です。

【NISA口座(つみたて投資枠)】
「〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.0899% 信託財産留保額:なし)
【特定口座】
「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックス」
(信託報酬:税抜0.27% 信託財産留保額:なし)

さて、10月には日本では新政権が発足し、すぐさま衆議院解散・総選挙となるでしょう。新たに首相に就任する予定の石破さんはこれまで日銀による金融緩和の修正や投資利益への課税強化など株式市場にとってマイナスとなる政策を主張していただけに、投資家にとってはなかなか厳しい環境です。実施、石橋の自民党総裁選出が決まった突端、日経平均先物が大暴落する“石破ショック”が起こりました。

もっとも、総裁選出後の発言を見ているとかなり軌道修正をしており、マーケットを安心させようとする意志が強くなっています。とにかく政治家というのは“言っていることは無視しろ。やってることを見ろ”というふうに評価すべき生き物なので、実際に石破氏がどのような経済政策を実行するのかは未知数です。ただ、自民党副総裁に菅義偉元首相が就くという報道があり、ちょっと安心しました。菅さんが付いているなら、そうそう勝手なこともできないでしょう。とにかく石破新総理には“教科書通りの経済政策”を心掛けてほしいところです。

そして、日本よりもインパクトが大きいのが12月の米国大統領選挙。現在、ハリス副大統領とトランプ前大統領が接戦を繰り広げており、まったく予想ができない状態。ただ、もしトランプ前大統領が復権することになると、経済政策はまたもや大きく変更される可能性があります。それが株式市場に与える影響は、日本の首相交代の比ではありません。その意味で、いま投資家は政策変更リスクに直面しているわけです。

しかし、政策変更のような政治的リスクというのは経済合理性とは異なる原則で動くものですから、投資家にとっては予測不可能だし、事前の対処も難しい。こればっかりは避けられないものとして受け入れるしかありません。そのためには、どのような政策変更があったとしても、市場から退場しないようなポートフォリオを組むしかありません。ようするに、リスク許容度の範囲内で投資するという、極めて基本的なことを改めて徹底することがもっとも大切なのです。事態の方向性が見えてくるまでは、シートベルトを締め直しながら投資を続けていきたいと思います。

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