ニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>シリーズ」のうち主要ファンドの運用報告書が交付されました。さっそく自分が保有している「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の第9期(2021年11月23日~2022年11月21日)運用報告書を確認しました。純資産残高はマザーファンドも含めて順調に成長しており、インデックスファンドとしての安定度が一段と高まっています。
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の第9期の年間騰落率は+3.7%でした。2022年は世界的なインフレ高進と金利上昇で株式市場にとって厳しい環境が続きましたが、大幅な円安となったことが基準価額を押し上げています。。分配金は当期も無しです。第9期運用報告書によると費用明細上の実質コストは以下のようになりました。
信託報酬 0.102%
売買委託手数料 0.002%
有価証券取引税 0.005%
その他費用 0.027%
合計 0.137%
第8期の実質コストは0.137%でした。第8期の実質コストは0.16%でしたから、若干コストが低下しています。運用精度の面ではベンチマーク(MSCIコクサイ・インデックス(配当込み))騰落率が+3.7%してファンドの基準価額騰落率が+3.6%ですから、おおむねベンチマークに連動した運用ができたことになります。
純資産残高は第9期末段階で4377億円となり、第7期末の3608億円からさらに成長しています。このため運用効率が一段と高まり、実質コストが低下したと考えられます。第8期は「その他費用」が若干増えていたのですが、第9期はこれも正常化しています。
マザーファンドも順調に成長しています。期末段階でのマザーファンドの純資産残高は6015億円となり、前期末の5138億円から大きく増加しました。他のベビーファンドからも順調に資金流入が続いていることが分かります。
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は安定した資金流入が続いており、純資産残高はベビーファンとして4000億円台、マザーファンドも6000億円台に達したことでファンドとしての安定度が一段と高まりました。まさに盤石の運用体制と言えるでしょう。受益者の一人として、引き続き安心して保有と追加購入できます。今後もさらなる効率化と安定した運用を期待したいと思います。