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2022年1月8日

2022年は反動が怖いよね―いまこそ幅広い分散投資が重要に

 

モーニングスターによると、2021年の資産別年間リターンの平均は14.67%だったそうです。


世界的な金融緩和を背景に、それこそ昨年は何に投資していても儲かる1年だったわけです。ただ、こういった特異な年の後にかならずは反動があるものです。2022年は、そういった反動が怖い年になるかもしれません。

国内公募投信のパフォーマンスを表すモーニングスターインデックス62カテゴリーの2021年の年間リターンを見ると、なんとリターンがマイナスになったのは4分類だけ。しかも、ブラジル株式以外はマイナス幅も非常に小さく、まさに2021年は何に投資しても儲かる1年だったことになります。

ただ、こういった年というのは特異な年だと思います。そもそも新型コロナウイルスのパンデミックという異常な状況下で、世界各国の中央銀行が大幅な金融緩和を推し進めるという状況は、やはり普通ではないわけです。

ここにきてオミクロン株による感染拡大など新たな不安材料も出ていますが、それでも経済正常化への流れは変わらないでしょう。そうなると、昨年のようにすべての資産カテゴリーが上昇するといった特異な状況もなくなるはず。それこそ反動で大きな下落があってもおかしくありません。それは平均回帰現象ですから、やはり“正常化”の一種なわけです。

そして、どの資産カテゴリーが下落するのかは、なかなか予想することもこんなんでしょう。こうなると、今年はやはり幅広い分散投資が重要になりそう。2022年は始まったばかりですが、そういったことを強く感じさせるデータでした。

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