日興證券やバークレイズで活躍し、現在は投資教育家として知られる岡本和久さんがYouTubeチャンネル「岡本和久のお金と心チャンネル」で「短期投資はなぜ儲からないのか」という興味深いテーマのトークをアップしています。証券人生50年の長老が過たる投資の現実は傾聴する価値があります。
トークは全3回で、第1回が8月13日にアップされました(第2回は8月20日、第3回は8月27日公開予定)。「短期投資は儲からない」というのは、長期投資家の間では一定のコンセンサスになっているのですが、一方で常に反論にさらされるテーマでもあります。この問題に対して“証券人生50年”の大ベテランである岡本さんが、どのように考えているのかは、非常に興味のある点です。
岡本さん曰く、短期投資が上手くいかない理由は3つあるそうです。ひとつは「株価は影」だということ。二つめは「みんな、はやく儲けたい」と思っているから。三つめは「証券市場の現実を理解していない」ことだそうです。この3点について岡本さんが実体験を含めて平易に解説してくれます。
こういった証券市場や投資の本質についての理解を深めることは、とくに若い個人投資家さんにとっては非常に大切なことだと思う。これから投資を始めてみようと思う人や、最近になって投資を始めたばかりの人には、ぜひ視聴をお勧めします。
【ご参考】
岡本さんの著書『公的・企業年金運用会社の元社長が教える波乱相場を〈黄金のシナリオ〉に変える資産運用法 かんたんすぎてすみません。』は個人投資家のための総合的入門書として非常に優れた1冊です。以前にブログでも紹介しました。関心のある方は、こちらも是非一読してみてください。