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2017年12月22日
冬のボーナスで何に投資したのか
サラリーマンにとってこの時期嬉しいのが冬のボーナス支給ですね。ただ、私は中小企業のサラリーマンなので世の中の平均から比べるとビックリするぐらい少ない金額なのが寂しいですが・・・。まあ、ボーナスが出るだけでも恵まれていると感謝しなければならないのかもしれません。さて、ここ数年はボーナスをもらうと、それを種銭にして少しだけ個別株を買ったり、積み立て投資しているインデックスファンドを買い増したりしていました。それでは今年の冬のボーナスで何に投資したのでしょうか。
ボーナスのような臨時収入があると、ついつい投資に資金を回したくなるのが投資家の性です。かくいう私も、これまで大概、ボーナスを種銭に個別株を買ったり、インデックスファンドを買い増したりしてきました。
それで今年は何を買ったのかということですが、じつは今回は“買いたい病”の発作をぐっとこらえて、なにも買っていません。そのまま銀行口座に入れたままで、無リスク資産を積み増すことにしました。別に最近の株価が割高だと思ったから買わなかったわけではないです。そもそも、そんな相場観は持ち合わせていませんから。
今年は、ここまで株式相場が絶好調ということもあり、アセットアロケーションにおけるリスク資産の評価額が大幅に増えています。それはそれで嬉しいことなのですが、ふと見ると無リスク資産のウエートが大きく下がっている。当たり前の話ですが、株式などリスク資産の評価額が大きく上昇する一方、無リスク資産はゼロ金利でほとんど増えていないわけですから、相対的にリスク資産の比率が上昇し、無リスク資産のウエートが低下したわけです。
こういう場合、やはりアセットアロケーションのリバランスが必要なのです。つまり、リスク資産の比率を下げて、無リスク資産のウエートを高める。そうすることでアセットアロケーション全体のリスクを当初設定した自分のリスク許容度の範囲内に収めるようにする。しかし、むやみに個別株や投資信託を売却すると余計な課税負担が発生してバカバカしい。そこで現預金を積み増すことで、一種のノーセルリバランスを実施するということです。
そんなわけで今年の冬のボーナスは、現預金を積み増すことに使いました。これもボーナスのような臨時収入の立派な使い道でしょう。もしかしたら投資の面で機会損失になっているのかもしれませんが、常々ブログでも書いているように、個人投資家は投資効率なんかにこだわる必要はありません。それよりも安心して投資を続けることができるようなリスク管理の方が100倍大切なのです。
これから年末年始の休みに入っていきますから、この機会に自分のアセットアロケーションを見直してみてはいかがでしょうか。これだけ相場が好調だと、意外とアセットアロケーションの資産配分が当初の設定から大きく崩れている可能性があります。そして、現在のような好調な相場の時こそ、案外と無リスク資産を積み増すべき時かもしれません。