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2017年6月29日

イオン銀行のiDeCoプランは良心的―運営管理手数料無料で選択肢の有力候補に浮上



すでに何人かのブロガーさんが報告していますが、7月3日からイオン銀行が個人型確定拠出年金(iDeCo)に参入します。

イオン銀行のiDeCo(イオン銀行)

なんと運営管理手数料は無条件で無料(国民年金基金連合会への手数料月額105円と事務委託先金融機関への手数料月額66円はすべての金融機関のプラン共通で必要)。商品ラインアップも「たわらノーロード」シリーズなど低コストなインデックスファンドが揃っています。さらにユニークなアクティブファンドとして「ひふみ年金」もラインアップしているところが憎いですね。SBI証券、楽天証券、みずほ銀行と並んでiDeCoプランの選択肢として有力候補に浮上したと思います。

iDeCoプランを選ぶときに注意するポイントは、運営管理手数料の安さと低コストなインデックスファンドをラインアップしているかの2点です。その点でイオン銀行のiDeCoプランは極めて良心的です。運営管理手数料はSBI証券や楽天証券と並んで無条件で無料となります(みずほ銀行も簡単な手続きで運営管理手数料が無料になる)。

また、商品ラインアップは以下のようになっており、やはり低コストなインデックスファンドが揃っています。




みずほ銀行との提携によって参入したため、商品ラインアップは基本的にみずほ銀行のiDeCoプランに準じたものになっていますが、見逃せない「イオン銀行仕様」も。例えば、みずほ銀行のiDeCoプランにはない「ひふみ年金」がラインアップされているところが面白い。みずほ銀行のiDeCoプランは低コストなインデックスファンドに特化した商品ラインアップが特長ですから、初心者でもいわゆる「地雷商品」を踏む危険性が少ないというメリットがあるのですが、イオン銀行のプランはもう少し踏み込んでいて、それこそポートフォリオの味付けとしてユニークなアクティブファンドを少額だけ組み込みたいという人のニーズにも応えています。

また、受け取り時の利便性にも優れます。一時金と年金での受給が併用できるので、受け取り時に退職所得控除の枠一杯まで一時金で受け取り、残りは年金で受け取ることで公的年金等控除の適用を狙うという税務戦略も可能。これは一時金受け取りと年金での受け取りの併用ができないSBI証券のプランより優れている。

そのほかにも、みずほ銀行との提携でロボ・アドバイザー「SMART FOLIO」が使えたりしますので、この辺りも初心者は参考になるでしょう。些細なことですが、申込書の作成をweb上でできるようにしているのもポイントが高い。とにかくiDeCoは申込書の書式が不親切で、申請者の中には不備で書類が返却されるという事例が多いですから。この辺りの気遣いは、さすが庶民の味方、イオンらしさかもしれません。

いずれにしてもイオン銀行のiDeCoプランは、非常に良心的です。これからiDeCoに加入しようと考えている人は、ぜひ選択肢の一つとして検討する価値のあるプランだと言えるでしょう。

【ご参考】
イオン銀行のiDeCoプランはネットから無料で資料請求できます。⇒イオン銀行確定拠出年金プラン

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