2020年8月21日

iDeCoも“続けること”がもっとも重要―2020年8月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績



お盆休み終わって、すっかり平常モードで仕事も忙しくなってきました。相場の方もなんだか元に戻り、“コロナ・ショック”もかかなり前の出来事のような感覚に襲われます。SBI証券のオリジナルプランで拠出・運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)の8月の買付(7月拠出分)が約定しているのですが、これも累積損益率は8月19日段階で+14.8%と順調に回復しています。改めて思うのが、iDeCoも“続けること”がもっとも重要だということです。
2020年8月17日

米国ハイテク株の最大のリスクとは



世界的に新型コロナウイルスの感染者拡大が続いていますが、株式市場だけ見ると“コロナ・ショック”からすっかり回復したように見え、なんとも奇妙な状況が続いています。こうした株価の上昇を牽引しているのが米国のハイテク株。新型コロナによってインターネットに代表されるハイテクが“インフラ化”した現実が鮮明になり、ハイテク株はまるでインフラ株のような“ディフェンシブ銘柄”のように考えられるようになってきました。でははたして米国ハイテク株にリスクはないのでしょうか。それは意外なところあるのかもしれません。
2020年8月13日

銘柄選択の成功で半年間負けなし―ひふみ投信の2020年7月の運用成績



サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2020年7月次運用報告書が出たので定例ウオッチです。7月の騰落率は-1.54%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は-4.02%でした。純資産残高は7月31日段階で1208億円(前月は1248億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は6409億円(前月は6761億円)となりました。なんとこれで6カ月連続で参考指数をアウトパフォームしたことなります。新型コロナによって勝ち組と負け組が鮮明になる中で、絶妙の銘柄選択で半年間負けなしという絶好調の運用が続いています。
2020年8月9日

GPIFの2020年4~6月の運用成績は+8.3%―国内債券だって“安全資産”ではない



年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2020年度第1四半期(4~6月)運用状況が発表されましたので定例ウオッチです。4~6月の期間収益率+8.3%、帳簿上の運用益は+12兆4868億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+2.97%となり、運用資産額は162兆926億円となりました。

2020年度第1四半期運用状況(速報)(GPIF)

2019年度第4四半期(1~3月)は“コロナ・ショック”の影響で大幅なマイナス収益となりましたが、その後の相場回復によって、一気に挽回した形です。まさにリスク量を一定に保ちながら“市場に居続ける”ことが長期の運用にとってどれほど重要なことかというお手本です。さらに資産別の収益率を見ると興味深いことにも気づかせてくれます。
2020年8月7日

GPIFの最大の課題は債券投資



ブルームバーグの報道によると、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2020年度第1四半期(4~6月)の運用益が四半期ベースとしては過去最高の12兆円超となったそうです。

GPIF:4‐6月期は12兆円超の運用益、株高で過去最高-関係者(ブルームバーグ)

2019年1~3月は“コロナ・ショック”で過去最大の運用損となっていたわけですが、株式市場の回復に合わせてきっちりと取り戻した形です。やはり年金運用というのは超長期運用が基本なので、短期の評価額の変動に一喜一憂しても意味がないということをよく示しています。とはいえ、GPIFの運用に課題がないわけではありません。皮肉なことに、いまやGPIFにとって最大の課題は株式ではなく債券投資なのです。
2020年8月5日

投資セミナーもオンラインが主流になるか―カン・チュンドさんがニッセイAMでオンラインセミナー



新型コロナウイルスの登場でリモートワークやテレワークなどオンラインで仕事をすることがすっかり普通になりました。私は本業の関係でときおり業界団体や関係学会でセミナー講師をすることがあり、9月にもある学会でセミナー講師の仕事が入っています。これがやはりオンラインセミナーとなりました。こうした動きは投資セミナーの分野でも加速しており、様々なオンラインセミナーが開催されるようになりました。直近では8月27日にニッセイアセットマネジメントはカン・チュンドさんを講師に「<購入・換金手数料なし>オンライン対談セミナー カンさんに聞く!withコロナ時代の「つみたて投資の極意」」を開催します。そして、そのカンさん、投資セミナーのオンライン化で先頭を走っています。

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