2020年8月2日

まるで反省がない銀行の姿勢にあきれる―外貨建て保険販売への苦情件数が7年連続過去最高を更新



生命保険協会によると、2019年度に銀行が販売した外貨建て保険に対する苦情件数が前年比1割増の2822件と過去最高となったそうです。

外貨建て保険・年金に係る苦情受付件数について(生命保険協会)
外貨建て保険、苦情が過去最多 預金感覚からトラブルに(朝日新聞)

しかも、苦情件数の統計を取り始めた12年度から7年連続で過去最高を更新し続けているというのですから驚きです。金融商品の購入はあくまで自己責任が原則ですが、これだけトラブルが起こるというのは異常な状況でしょう。もうひとつの重要な原則である「適合性原則」がおざなりにされていると言われても仕方がない。問題に対して、まるで反省がない銀行の姿勢にあきれます。
2020年8月1日

メリハリのある支出を心掛けたい―私のTポイント投資大作戦(2020年7月)



SBI証券を使って実践しているTポイント投資大作戦です。2020年7月の投資ポイント数は739ポイントでした。購入したファンドは今回もニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックス」です。今月も特段に大きな支出はなかったのですが、久しぶりに妻と一緒に、ちょっと奮発した食事に行きました。今年の夏はボーナスが半減するなど厳しい家計状況なのですが、たまにはちょっとした贅沢も必要なのです。節約ばかりではなく、メリハリの利いた支出を心掛けたいものです。
2020年7月30日

いまは積立を継続することだけに集中する―今月の積立投資(2020年7月特定口座)



早いもので7月ももう終わりです。今年は梅雨も長引き、なんとも気分の晴れない天気が続いています。新型コロナウイルス感染症の拡大もいよいよ第2波が来そうな気配で不気味。おまけに今年は夏のボーナスが半減するなど、まったくモヤモヤが晴れません。とにかくいまは積立を継続することだけに集中したいと思います。7月の積立投資が約定していました。
2020年7月26日

後生畏るべし―パンデミックで変わるミレニアム世代のお金に対する考え方




スイスの金融機関、UBSの調査によると今回の新型コロナウイルスによるパンデミックによってミレニアム世代(1981~1996年の間に生まれた現在25~35歳の若者)のお金に対する考え方が大きく変わったかもしれないというニュースを見つけました。

パンデミックで習慣と戦略に変化…ミレニアル世代の投資家「もっと働かなければ」「貯蓄が足りない」(Business Insider)

記事を読むと、ミレニアム世代はじつにしっかりとした考えを持っているように感じられます。パンデミックという未曽有の危機を経験したことで若者も確実に成長しているわけで、やはり“後生畏るべし”なのです。
2020年7月25日

ESGがテーマのアクティブファンドが人気ですが…―いずれインデックスファンドが自然とESGファンドになるよ



最近、企業の「ESG(環境・社会・ガバナンス)」への取り組みを投資判断の基準に置く「ESG投資」への注目が高まっています。このためESGに注目するテーマ型アクティブファンドが非常な人気になっているようです。

「未来の世界(ESG)」設定額3800億円超、設定日残高「ノムラ 日本株戦略」以来20年ぶり高水準(モーニングスター)
野村アセット、ESGファンドへの関心高まる中で「循環経済関連株ファンド」を8月24日設定(同)

さすが大手運用会社は機敏。しかもアセットマネジメントOneの「未来の世界(ESG)」は、いきなり3800億円もの資金を集めてしまうのですから驚きです(“「ノムラ 日本株戦略」以来”という惹句は、いささかの微苦笑を誘いますが)。このように個人投資家の注目も熱いESGファンドですが、インデックス投資家の観点からはどのように見ればいいのでしょうか。
2020年7月23日

欧州株への期待―「iTrust世界株式」の2020年6月の運用成績



サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2020年6月次運用報告が出ていたので定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の6月の騰落率は+2.18%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+1.65%でした。6月は参考指数を大幅にアウトパフォームする好成績となり、再び運用に勢いが出てきています。

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