2020年6月19日

iDeCoは機動力がないのがメリットかも―2020年6月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績



株式市場は“コロナ・ショック”からの回復がジワジワと続いていますが、その効果は個人型確定拠出年金(iDeCo)にも顕著に表れてきました。SBI証券のオリジナルプランで拠出・運用しているiDeCoの6月の買付(5月拠出分)を確認したところ、資産総額の評価額はほぼコロナ・ショック以前にまで回復しつつあります。特別に動かずにいつも通りの運用を続けたことが奏功したわけですが、そうなると機動力のなさというiDeCoの欠点は、かえってメリットにも感じられます。
2020年6月17日

「<購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)」が登場―全世界株式インデックスファンドのもう一つの選択肢



ニッセイアセットマネジメントが6月29日付で「<購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)」を新規設定します。

<購入・換金手数料なし> ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の設定について(ニッセイアセットマネジメント)

先進国、日本、新興国の株式を名目GDP総額の比率に合わせて組み込むというユニークなコンセプトのファンドです。信託報酬も税抜0.104%と極めて低廉。時価総額比率型と異なり、新興国にも手厚く投資できる点が大きな特徴です。全世界株式インデックスファンドのもう一つの選択肢として注目のファンドだと思います。
2020年6月15日

買いでも売りでも勝てない個人投資家たち



6月に入ってから日米ともに株式市場は急激な上昇となっていましたが、先週末に一転、大幅な下げとなりました。なかなか相場の動きを予想するのは難しいと改めて思い知らされるような値動きだったのですが、それに翻弄される個人投資家についての記事が出ています。

株、勝てない個人にいらだち 弱気型ETF、歴史的な「ロング」に(「日本経済新聞」電子版)
「株価は上昇するだけ」が裏目、2兆ドル吹き飛び個人投資家に痛み(ブルームバーグ)

個人投資家が売りでも買いでも負けてしまったという寂しい内容です。
2020年6月12日

“コロナ・ショック”で下落も3期連続で参考指数を上回る―「iTrust世界株式」第4期運用報告書を読む



サテライトポートフォリオで少額ですが積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の第4期運用報告書(全体版)(2019年4月11日~2020年4月10日)が出ました。ファンドの騰落率は-8.2%、参考指数であるMSCIワールド指数(ネット配当込み)の騰落率は-8.5%でした。分配金は見送りです。“コロナ・ショック”で大幅下落となりましたが、参考指数よりは下落幅を抑えることができてきます。これで第2期から3期連続で参考指数をアウトパフォームしたことになり、徐々にエンジンがかかってきたと言えそうです。
2020年6月10日

参考指数を大幅に上回り“コロナ・ショック”のマイナスを取り戻す―ひふみ投信の2020年5月の運用成績



サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2020年5月次運用報告書が出ました。5月の騰落率は+8.21%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+6.82%でした。純資産残高は5月29日段階で1247億円(前月は1154億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は6943億円(前月は6393億円)となりました。前月に続いて参考指数を大幅に上回る好成績です。基準価額も5万円台を回復し、年初来最高値をうかがう勢いです。“コロナ・ショック”によるマイナスも取り戻すなど、まさに脱帽の好成績でした。
2020年6月8日

零細企業サラリーマンは株式投資よりも給与収入の方がハイリスク



“コロナ・ショック”による株価大暴落から一転、大幅上昇が続いています。今度は“コロナ・バブル”との見方さえ出てきて、実際に私も保有資産は劇的に回復しました。ところが家計全体で見ると緊急事態となりました。勤務先から今年の夏のボーナスの提示があったのですが、なんと前年実績から50%以上の減額となります。これで今年は年収大幅減が避けられそうもありません。こうなると改めて感じるのは、私のような零細企業で働くサラリーマンにとっては株式投資よりも給与収入の方がハイリスクだという悲しい現実です。

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