2016年12月28日

正しい金融知識を学ぶ場が必要だ―金融知識に「積極的に無知であろうとする」のは庶民の知恵だった



金融庁が9月に出した「平成27事務年度金融レポート」によると、国民へのアンケート調査で「投資教育を受けたことの無い者の割合が約7割。そのうち3分の2は、「そもそも投資の知識は不要」との考え」だったそうです。こうした調査結果に対してレオス・キャピタルワークスの藤野英人社長が次のような記事を書いています。

投資嫌いの日本 変革のチャンス(藤野英人)(NIKKEI STYLE)

藤野氏が指摘するように、多くの日本人は“投資嫌い”なのでしょう。それは、正しい金融知識を学ぶ場が日本ではあまりにも少なかったからでは。もっと言うと、金融や投資につて学ぼうとすると“正しくない金融知識”を吹き込まれる危険性すらあるわけです。そうなると、まともな感覚の持ち主なら”投資嫌い”になるのが正常な反応だとさえ言えます。だからこそ、金融や投資について正しい知識を学ぶ機会がもっと必要なのです。
2016年12月26日

バイ&ホールドの有効性が鮮明だった1年―今月の積立投資(2016年12月特定口座)



今年最後となる積立投資を実行しました。積立だけでなく、投資全体としても今年最後の入金・買付となります。年初から冴えない相場が続いたことで含み損となっているファンドが多かったのですが、“トランプ・ラリー”のおかげで、特定口座で保有するすべてのファンドがプラ転しています。本当に今年の相場は、バイ&ホールド、そして積立投資の有効性が鮮明だった1年だとしみじみ感じています。
2016年12月25日

三菱東京UFJ銀行からのラブレター



クリスマスですね。今年も婚活が不発に終わりそうな私は、やっぱり”クリぼっち”でした。そんな寂しい境遇を見透かしてか先日、三菱東京UFJ銀行のカオリちゃんという女性行員から手書きのラブレターをいただきました。なんだか文字が可愛いです。こんな可愛らしいラブレターを貰ったからには、これは時間を作って会いに行かねばと思っているのです。
2016年12月24日

庶民の資産形成にとって「積立投資」は「一括投資」でもある



2016年ももうすぐ終わりですが、今年もコツコツ積立を続けることができました。今年は年前半から冴えない相場が続いていたので、積立投資で入金を続けながらも、なかなか残高が増えずにモヤモヤすることも多かったでしょうが、最後に“トランプ・ラリー”が起こり、結果的にコツコツ投資家にとっては報われた年になりそうです。積立投資は一括投資と比べて別に有利でも何でもないけれども、一括投資に比べて運や才能が無くても実践できる点が庶民の資産形成の方法として有効なのです。なにより庶民にとっての資産形成は現実的に積み立てという方法をとらざるを得ないという側面もあります。そういうことを考えていたら、インデックス投資ブロガー界の“仙人”であるNightWalkerさんが素晴らしい記事を書いてくれていました。

ドルコストはやっぱりオススメです。(NightWalker's Investment Blog)

私が考えていることをほとんど書いてくれているので、とくに付け足すこともありません。こういった考え方に全面的に賛成します。とくに「サラリーマンの蓄財とはそういうものである」というのは、まったくその通り。まさに庶民の資産形成にとって「積立投資」というのは「一括投資」の一形態でもあるのです。
2016年12月23日

労働組合で「ライフプランセミナー」を開催しました



先日もブログで紹介しましたが、このほど私が代表幹事を務めている労働組合の地域産別協議会で独立系ファイナンシャルプランナーを招いて「ライフプランセミナー」を開催しました。今回、講師をお願いしたのは大阪のFP会社、円満プランニングの代表である松本真由美さん。「正しいお金の知識で不安解消」をテーマにライフプランの基礎、貯金・保険・投資の役割、NISAや確定拠出年金を活用した老後資金形成など解説してもらったところ、組合員も大いに満足したようでした。私のように中小零細企業で働く労働者の組合活動にとって、労働運動と同時に組合員の家計の足元をガッチリと固めるマネーリテラシーの向上は、とても大切だと思うのです。
2016年12月21日

残高が急激に増えました―2016年12月の個人型確定拠出年金積立と運用成績



なんだか世界的に株式相場がすごいことになっています。まさに“稲妻が輝く瞬間”(チャールズ・エリス)とはこういったもので、やっぱり投資は常に市場に居続けなければならないということをつくづく感じています。SBI証券で拠出している個人型確定拠出年金(iDeCo)も残高が急激に増えています。そんな中、2016年12月の積立(11月拠出分)が終わりました。拠出開始来の累積リターンは+8.73%となっています(12月20日現在)。11月上旬までは含み損状態だったのに、この1カ月ほどで驚くべき増加です。まさかこんなことになるなど想像できた人は少ないのでは。やはり相場の先行きを予想するのは難しいと改めて実感しています。
2016年12月20日

金融機関よ、時代は変わったのだよ―FOY2016懇親会に金融庁の人がやってくる



来年1月14日に恒例の「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」の授賞式が開催されます。今回は「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016懇親会」も開かれることになっており、私は両方とも参加する予定なのですが、ここにきて凄い情報が明らかになりました。なんと懇親会に金融庁の人が参加するというではありませんか。

お知らせ(金融行政関係者の参加について)(投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016懇親会)

はっきり言ってビビりました。なにがビビったかというと、いまだかつて個人投資家の自主的な集まりに、金融庁がスタッフを派遣してくるなどといったことは寡聞にして知らないからです。でも、もっとビビったのは恐らく金融機関の人たちでしょう。驚くべきことに金融庁がわざわざ市井の個人投資家と直接コミュニケーションをとろうとしていることが明らかになったわけですから。これは金融機関と個人投資家の力関係を一変させる可能性を秘めています。だから、金融機関は個人投資家に対する態度を改めざるを得なくなるかもしれない。そうです、金融機関よ、時代は変わったのだよ。

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