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2021年10月13日

デカップリング相場についてゆけず―ひふみ投信の2021年9月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2021年9月次運用報告書が出ました。9月の騰落率は+2.14%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+4.36%でした。純資産残高は9月30日段階で1567億円(前月は1542億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7434億円(前月は7336億円)となりました。9月は日本株と海外株の動きがまったく逆になる“デカップリング相場”となったことから、「ひふみ投信」は参考指数についていくことができず、指数を大幅にアンダーパフォームしています。

9月は米国株がテーパリングへの言及増加やインフレ懸念などから下落する一方、日本株は新型コロナウイルス感染の減少や菅義偉首相の自民党総裁選不出馬による政治刷新期待などから大幅上昇しました。海外株と日本株がまったく連動しない“デカップリング相場”となったことで、海外株と日本株の両方に投資している「ひふみ投信」としては苦しい展開となったわけです。結果、参考指数としているTOPIX(配当込み)を大きく下回るリターンにとどまりました。

こうした中、「ひふみ投信」としてもポートフォリオの組み換えを急いでいるようです。最高運用責任者の藤野英人さんも「Withコロナの世界を見据え一時的に現金比率を高めた運用を行なっておりましたが、8月末から選挙相場に適応し、所有していた現金で運用を行なうことで対応することができました」と書いています。実際に9月30日段階での現金比率は5.42%まで低下しています。

また、中国・恒大集団のデフォルト危機が続いていることも大きな不安材料です。また、日本だけでなく海外でも政権担当者の交代が進んでおり、今後の世界経済の方向性も不透明になってきました。こうした中、藤野さんは次のように報告書で述べています。
歴史を振り返ると、いつも世界は混迷期を経て何かしらの答えを見つけにいきます。その答えが見つかるまでの混迷期は私たちにとって機会と捉え、新しい世界へ適応すべく調査・運用に全力を尽くしてまいります。
受益者の1人として、ぜひ新しい世界に適応する答えを見つけることを期待したいと思います。

【ご参考】
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また、ひふみ投信と同じマザーファンドに投資する確定拠出年金専用ファンド「ひふみ年金」がSBI証券、イオン銀行、松井証券、マネックス証券などの個人型確定拠出年金(iDeCo)プランでラインアップされています。SBI証券、イオン銀行、松井証券、マネックス証券のiDeCoはいずれも運営管理手数料が無料であり、低コストなインデックスファンドをそろえた商品ラインアップも良心的。iDeCoの選択肢として最有力です。こちらもネットから無料で簡単に資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プランイオン銀行確定拠出年金プラン松井証券確定拠出年金プランマネックス証券確定拠出年金プラン

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