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2019年8月27日
積立投資成功の秘訣は“続ける”ことしかない―今月の積立投資(2019年8月特定口座)
お盆も過ぎて朝夕は少し秋めいてきました。そのせいではないですが、株式相場の様子も秋風が吹きそうな寂しい状態になっています。ただ、現在のような波乱相場でこそ威力を発揮するのが積立投資です。そのことを再確認しながら、今月もいつも通りファンドの買付を実行しました。
今月買付けたファンドはいつも通りです。
【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.0999% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
ここにきて米中貿易戦争激化への懸念などから株式相場が波乱の展開となっています。これまで以上に乱高下する可能性があり、保有ファンドも含み損となる場合も増えてきそうな展開。こういった相場展開となると、はたして積立投資を続けていいものか悩んでしまうのは自然な感情です。ただ、こういった波乱相場こそ積立投資が最も威力を発揮する場面でもあるのです。日経新聞に分かりやすい記事が出ていました。
波乱相場こそ 長期積み立て投資が強みを発揮(NIKKEI STYLE)
そもそも積立投資の目的は、相場変動による影響を抑えることにあります。もちろん、ボラティリティの影響を少なくすることは、逆に言うと大きく儲けることはできないことを意味します。大きく儲けることを放棄することで、大きく損をする可能性も小さくするのが積立投資です。そして、この目的は相場のボラティリティが大きい時こそ意味を持ちます。もし相場が右肩上がりと決まっているなら、一括投資した方が良いに決まっている。でも、現実の相場はそんな都合よく動いてくれません。現在のような相場は、そういった当たり前の現実を実感させてくれるわけです。
そして、最も大事なことは記事にもあるように「相場が大きく下落したときに焦って中断しないこと」にほかなりません。相場が大きく下落しているときもコツコツと積立を続けることによってはじめて積立投資の効果が発揮できるからです。もし下落相場で積み立てを止めてしまうと、積立投資は大きく儲からないだけでなく、一括投資よりも大きな損を出してしまう投資手法になってしまいます。積立投資成功の秘訣は“続ける”ことしかないのです。
その意味では、積立投資というのは簡単な投資手法だけれども、厳しい投資手法でもあるのです。そんな中で、ぶれずに投資を続けるためには、そもそも株式市場とは何なのかということを考え、自分なりに理解することが欠かせないのかもしれません。私自身、そういったことを常に考えるようにしています。そのことはこのブログでも何度か書いてきました。最後にそれも紹介しておきます。何かの参考になれば幸いです。
株価暴落で不安になった人に読んでもらいたい過去記事7選
【ご参考】
積立投資についての入門書としては、カン・チュンドさんの『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』と星野泰平さんの『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』、そして水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』が参考になります。ぜひ参照してみてください。