2018年9月7日

相次ぐ災害、こんなときこそ“惻隠の心”と“シンパシー”で寄付をする



今年は大きな自然災害が多いです。私自身も先日の台風21号で少しばかり被害があったのですが、今度は北海道で大地震。現在も道内の広い地域で停電が続いています。北海道にはブログやSNSの仲間もたくさんいるので非常で心配。こういうとき、私はできる限り寄付をするようにしています。今回も早速、Yahoo!ネット募金を通じて少しばかりの金額を寄付しました。べつにカッコつけているわけではなく、“惻隠の心”と“シンパシー”の感情がそうさせるのです。

どいうわけか投資を始めてから、何かことあるごとに寄付をするのが習慣になっています。恐らくお金について真剣に考えるということは、突き詰めるとお金を“何に使うのか”ということを自問自答するようになるからでしょう。そうすると、災害などが起こったときに被災者への惻隠の心、あるいはシンパシーが抑えがたく、自然と寄付するようになったわけです。

あと、私は日本赤十字社の社員にもなっているので、あとで日赤を通じての寄付もしようと思います。そういえば、さっそく北海道の被災地で日赤による救援活動が始まっています。

こういう姿を見ると、社費として毎年一定額を寄付し続けてきたことが無駄になっていないと分かり、なんとも清々しい気分になります。

寄付というのは、べつに難しい理屈によってやるようなものではありません。ただ、自分の心に素直に従えばいいのではないでしょうか。そして、孟子先生が言ったように、人間には全て惻隠の心がある。アダム・スミス先生は、人間が「利己心」を認め合ったときに自然とシンパシーが生まれると言っています。そいう人間の自然な感情に従って行動すればいいだけの話なのです。皆さんも、自分の自然な感情に従って、そして行動してみてはいかがでしょう。

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