2020年9月6日

個人投資家がオプション取引で焼かれるのは世界共通か



絶好調が続いていた米国株式市場ですが、9月3日に突如として急落しました。まあ、それまでの上げがけっこうハイスピードだったので、ちょうどいい調整かと思って気にしていなかったのですがが、米国の個人投資家の中には大きな打撃を受けた人もいたようです。

米個別株オプションに熱狂した個人投資家、株急落で大やけど(ブルームバーグ)

どうも個人投資家がオプション取引で焼かれるのは、世界共通の現象のようです。
2020年9月4日

新興国投資こそインデックスファンドを活用―「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の信託報酬が引き下げ



すでに多くの投信ブロガーさんが報告していますが、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の信託報酬が9月25日から引き下げられます。

業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施(三菱UFJ国際投信)

「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」は、私自身もいま積立投資している商品なので、今回の信託報酬引き下げは非常に嬉しい。新興国に投資するファンドはどうしてもコストが高くなりやすいので、これに極めて低コストで投資できるインデックスファンドの存在価値は極めて大きい。これは何度も指摘していることですが、新興国への投資こそ低コストなインデックスファンドを活用するメリットが大きいのです。
2020年9月2日

マイレージの使い方―私のTポイント投資大作戦(2020年8月)



SBI証券を使って実践しているTポイント投資大作戦です。2020年8月の投資ポイント数は10611ポイントでした。購入したファンドは今回もニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックス」です。今月もとくに大きな買い物はなかったのですが、獲得ポイントはかなり多め。というのも航空会社のマイレージの有効期限切れが迫っていたので、これをTポイントに交換したからです。
2020年8月31日

この7年半で資産はどれだけ増えたのだろうか―今月の積立投資(2020年8月特定口座)



ようやく8月も終わりです。まだまだ異常な暑さが続いているので、早く涼しくなって欲しいものです。今月もいつも通りに積立投資を実行しました。思い返すと私が積立投資をスタートさせたのは2013年の初めですから、まさにアベノミクスのスタートと軌を一にしているわけです。なんとも素晴らしいタイミングで積立を開始できたものだと思います。安倍首相が辞任を発表したこともあり、この7年半でどれだけ資産が増えたのか確認してみようと思います。
2020年8月29日

ありがとう、アベノミクス―教科書通りの凡庸さと偉大さについて


安倍晋三首相が持病の悪化から総理を辞任すると発表しました。いろいろな評価があるとは思いますが、歴代最長の総理在任日数を更新したことも含めて、やはり歴史に名を残す総理大臣だったと思います。思い返せば私も資産形成を真剣に考え、実行し始めたのは、まさにアベノミクスがスタートするのと同時でした。いろいろありましたが、エキサイティングな7年半だったと思う。いま改めて考えるのは、アベノミクスとは何だったのだろうかということです。いずれ歴史が評価するでしょうが、現時点で感じるのは、その凡庸さと、それゆえの偉大さです。
2020年8月27日

なぜ悪質な毎月分配型ファンドはファンド・オブ・ファンズ形式なのか



ここ数年、日本で販売されている投資信託の品質は急激に改善されました。超低コストインデックスファンドの登場によって低コスト化が急速に進み、アクティブファンドの中にも低コストで個性的な運用を目指すファンドが少しづつですが増えています。ところが、やはりまだ個人投資家と金融機関の間の情報の非対称性を利用した悪質なファンドも存在します。ファンド・オブ・ファンズ(FoFs)形式の毎月分配型投信がその典型でしょう。カン・チュンドさんが厳しい批判の声を上げています。

悪質なファンド・オブ・ファンズ形式の投資信託はどうしてなくならないのか?(ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月決算型)が純資産額第1位なんて恥ずかしいことです・・)(インデックス投資のゴマはこう開け!)

カンさんはFoFs形式にすることで手数料を二重取りする手法を厳しく批判しています。これは全くその通り。その上で、ちょっと補足したいことがります。それは、なぜ毎月分配型投信の多くはFoFs形式なのかということです。これは単純に手数料を多くとるためだけではなく、もっと構造的な問題を抱えているのです。

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