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2020年8月31日
この7年半で資産はどれだけ増えたのだろうか―今月の積立投資(2020年8月特定口座)
ようやく8月も終わりです。まだまだ異常な暑さが続いているので、早く涼しくなって欲しいものです。今月もいつも通りに積立投資を実行しました。思い返すと私が積立投資をスタートさせたのは2013年の初めですから、まさにアベノミクスのスタートと軌を一にしているわけです。なんとも素晴らしいタイミングで積立を開始できたものだと思います。安倍首相が辞任を発表したこともあり、この7年半でどれだけ資産が増えたのか確認してみようと思います。
今月買付けたファンドはいつも通りで、とくに変化はありません。
【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.093% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
こうして見ると、7年前と比べて信託報酬が劇的に安くなっていることに驚きます。ちなみに、このブログで積立投資の報告を最初にしたのは2015年3月ですが、そのときに買い付けていたファンドと信託報酬は次のようなものでした。
【特定口座(SBI証券)】
日本債券インデックスe
(信託報酬:税抜0.37% 信託財産留保額:なし)
SMT グローバル債券インデックス・オープン
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.05%)
Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
ニッセイ日経225インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
SMT JPX日経インデックス400・オープン
(信託報酬:税抜0.37% 信託財産留保額:なし)
SMT グローバル株式インデックス・オープン
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.05%)
eMAXIS新興国株式インデックス
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
世界経済インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
とくに先進国株式と新興国株式のインデックスファンドの信託報酬が劇的に下がっています。また、日本債券インデックスファンドへの投資を手控えるようになったのもこの7年間の大きな変化でした。
こうして7年半にわたって積立投資を続けてきたわけですが、それによって資産はどれだけ増えたのでしょうか。マネーフォワードのデータが2013年9月から残っているので、それを紹介します(ただし、金額は非公開)。
株式は投資を始めたときに一括購入した個別株とETF、年金は個人型確定拠出年金(iDeCo)です。個別株やETFはたまにスポット買いをしただけですが、それでも7年半でほぼ倍増しました。さらに積立投資している投資信託やiDeCoは毎月入金しているのもっと増えています。ざっくり計算すると、リスク資産全体では約3倍の評価額になっています。
もちろん、この7年半の恵まれた投資環境にあって「なんだ、たったそれだけしか増えていないのか」と言われることは重々承知です。しかし、とくに難しいことは何もぜずに、しかも精神的な負担も感じることなく投資を続けることができたのですから、現在のリスクの取り方が私の生活には合っているのでしょう。だったら、この程度のリターンで十分満足なのです。
なにより、7年半の間に、例えばチャイナ・ショックや今回のコロナ・ショックのような大きな暴落が何度かあったけれども、積立を止めずに続けることができたことが、この結果につながったのです。たいして儲かっていないけれども、庶民の資産形成というのは、この程度のもので十分なのではないでしょうか。少なくとも現預金だけでは7年間で資産を3倍にすることなどできなかったわけですから。
今後、“ポスト・アベノミクス”がどのようになっていくのか分かりません。しかし、積立投資を続けていこうと思います。なぜなら、たとえ日本経済が再び低迷したとしても、世界経済が停滞するかどうかは分からないからです。そこに国際分散投資の意味がある。やはりグローバルな市場に“居続ける”ことが、リターンの源泉だという思いを強く持ちます。