2019年11月10日

三菱UFJ国際投信がDC向けファンド2本の信託報酬を引き下げ―DC向けファンドの低コスト化は最優先課題



既に何人もの投信ブロガーさんが報告していますが、三菱UFJ国際投信が確定拠出年金(DC)向けインデックスファンド2本の信託報酬を2019年12月26日付で引き下げます。

確定拠出年金(DC)向けファンドの信託報酬率引き下げについて(三菱UFJ国際投信)

ここにきて大手運用会社がDC向けインデックスファンドの信託報酬を引き下げる動きを強めており、三菱UFJ国際投信もその動きに対応したということです。これは非常に評価できる動きです。ある意味で、一般販売されているインデックスファンドよりもDC向けファンドの低コスト化の方が優先順位は高いからです。
2019年11月9日

GPIFの2019年7~9月の運用成績は+1.14%―ポートフォリオ見直しで資産配分は非公開に



年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2019年度第2四半期(7~9月)運用状況が発表されましたので定例ウオッチです。7~9月の期間収益率+1.14%、帳簿上の運用益は+1兆8058億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+3.02%となり、運用資産額は161兆7622億円となりました。

2019年度第2四半期運用状況(速報)(GPIF)

世界的な金融緩和の動きもあって7~9月は堅調な運用結果となりましたが、それゆえにかメディアではあまり話題になっていません。やはりGPIFはマイナスリターンにならないとニュースにならないという悲しい扱いが続いているのでした。
2019年11月7日

グローバル年金指数ランキングに一喜一憂するのは浅い考えである



米国のコンサルティング会社マーサーと豪州のモナッシュ大学ビジネススクール・オーストラリア金融研究センターは毎年、「マーサー・メルボルン・グローバル年金指数」を発表しています。各国の年金制度を「充分性」「持続性」「健全性」の観点から指数化して評価するものです。このほど2019年度のランキングが発表されました。

マーサー 「グローバル年金指数ランキング」(2019年度)を発表 - 家計債務と老後資産の高い相関関係を明確化(マーサー)

日本は毎年、ランキング下位となっており、発表のたびに世間では“日本の年金制度オワコン論”の根拠の一つにされています。しかし、年金問題の専門家の間では、そんな雑な理解はほとんどされていません。逆にランキングの限界を指摘する声があるくらいなのです。
2019年11月6日

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」に投票しました



「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」の投票が11月1日からは始まりました。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019

今年もさっそく投票しました。今年も激戦が予想されるFOY2019ですが今回もこれまでの投票同様、自分が保有しているファンドに投票しています。
2019年11月4日

必要性が高まる取り崩しシミュレーション―セゾン投信が「長期投資シミュレーション」の提供を開始



セゾン投信がこのほど『長期投資シミュレーション~セゾン号の道しるべ~』の提供を開始しました。

『長期投資シミュレーション~セゾン号の道しるべ~』提供開始のお知らせ(セゾン投信)

とくに興味深いのが「取り崩しシミュレーション」です。これまで積立投資シミュレーションは多くの金融機関などがウェブサイトで提供してきましたが、簡便な取り崩しシミュレーションというのは意外と少なかった印象があります。しかし今後、積立投資の普及に合わせて取り崩しシミュレーションの必要性も高まってくるでしょう。その意味でセゾン投信の動きは意義深いものだと感じます。
2019年11月3日

SBI証券のiDeCoプランが「一時金受取」と「年金受取」の併用可能に―受給時のサービスも業界最高水準に



私はSBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入しているのですが、このほど嬉しい発表がありました。受給時の受け取り方法が「一時金受取」と「年金受取」の併用が可能になったのです。

iDeCo(個人型確定拠出年金)30万口座突破及び受給時の併給に関するお知らせ~『一時金受取』と『年金受取』の併用が可能に!~(SBI証券)

これによりSBI証券のiDeCoプランは死角がほとんどなくなります。積立時だけでなく受給時のサービスでも名実ともに業界最高水準となります。

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