2016年11月2日

みずほ銀行の個人型確定拠出年金(iDeCo)新プランは良心的



個人型確定拠出年金(個人型DC、愛称:iDeCo)の加入対象者拡大が来年1月に迫ってきたことで金融機関によるプラン強化が目立ってきました。これまでネット証券のプランに注目が集まっていたわけですが、どうしてどうして、メガバンクも本気になってきたようです。そのひとつが、みずほ銀行でしょう。来年1月から取り扱いを開始する新プランを打ち出してきました。

個人型確定拠出年金(iDeCo)新プランの取扱開始について(みずほ銀行)

みずほ銀行個人型確定拠出年金

新プランでは、運営管理手数料(税込)が従来の月額324円から293円に引き下げられるほか、割引制度まで用意されています。さらに商品ラインアップが一新され、各資産カテゴリーとも“超”低コストインデックスファンドしか提供しないという徹底ぶり。極めて良心的なプランになっていると思います。
2016年11月1日

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」に投票しました



恒例の「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」の投票が今年も始まりました。思い返せば、これに投票したくて投資ブログを始めたようなものです。それにしても今回で10年目というのはスゴイ! 個人投資家が手弁当で始めたイベントが、今では運用会社も無視できない存在になっているのだから驚きです。そんなわけで、さっそく投票しました。
2016年10月31日

投資家意識と資本家意識―海運3社のコンテナ船事業統合に想う


日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社が31日、合弁会社を設立して不振が続くコンテナ船事業を統合すると発表しました。世界的な海運不況を受けて、3社とも深刻な経営不振に陥ってるわけですが、その打開策としてついに競合の枠を超えて“オール・ジャパン”で世界のコンテナ船市場で戦う決心をしたということです。

海運3社:コンテナ船事業統合、世界6位へ-「歴史的転換点」(ブルームバーグ)

私は日本郵船の株式を保有していますが、今回のコンテナ船事業統合や、業績下方修正と無配転落について、いろいろと想うところがありました。ただ、その想いは投資家としての意識よりも資本家としての意識から生じるものでした。
2016年10月30日

株式投資は庶民の味方



日本では、あいかわらず株式投資に対する偏見が強いのですが、何が悲しいのかというと「株は金持ちがやることで、庶民には関係ない」といったことを真面目にいう人がいまだに多いことです。しかし、歴史的に見れば株式投資は庶民のためにあるといえるのでは。もし、庶民が株式を保有することを禁じられたらどうなるか。そこにあるのは、究極の格差社会であり、身分社会のはずです。そして実際に人類社会の歴史上、そういった格差社会、階級社会の方が普通でした。そのことを考えると、株式投資こそ庶民の味方なのです。
2016年10月29日

アクティブファンドへの投資こそ「長期保有」が大事



モーニングスターに面白い面白い記事が載っていました。米国バンガード社が「Keys to improving the odds of active management success」というレポートの中で、アクティブファンドの運用で大切なことは、「低コスト」「優れた人材」「我慢強さ」だと指摘しているそうです。

“パッシブの巨人”に学ぶアクティブ運用術(モーニングスター)

これは実感としても非常に納得です。とくに最後の「我慢強さ」というのはファンド側の問題ではなく、受益者側の問題です。アクティブファンドへの投資こそ長期保有が非常に重要になるということです。

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