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2019年6月22日

金融機関の振る舞いが日本人の資産形成を遅らせている



金融庁が発表した報告書「高齢社会における資産形成・管理」は、不幸なことに趣旨の前提条件を説明した部分だけが“老後資金2000万円”問題としてクローズアップされてしまったことで、報告書をまとめた有識者が最も真剣に議論したことが世の中に伝わらないという残念な結果となりました。この報告書の主題は、タイトルが示すように高齢化社会において資産形成・管理はどうあるべきか、それを支えるプラットフォームである金融機関はどうあるべきかを問うているのです。なぜそのようなことを金融庁と有識者は議論したのか。それは、金融機関の振る舞い自体が日本人の資産形成を遅らせているという極めて厳しい現状認識があるからにほかなりません。そしてそれは決して金融庁や有識者の勇み足ではありません。実際に日本の金融機関は倫理観が磨滅してるのではないかと思わせるような実態があるのです。
2019年6月20日

世界経済と株式市場は一段の悪化か―「iTrust世界株式」の2019年5月の運用成績



サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2019年5月次運用報告が出たので定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の5月の騰落率は-7.33%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は-6.36%でした。4月までは3カ月連続で参考指数をアウトパフォームしていましたが、一転して5月は大幅なアンダーパフォームとなってしまいました。やはり米中貿易戦争激化による悪影響を強く受ける結果となっています。先行きに関してもピクテの見方はかなり悲観的になっており、世界経済と株式市場は一段の悪化懸念が高まっているとしています。
2019年6月19日

iDeCoは公的年金の受給年齢繰り下げ戦略にも活用可能―2019年6月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績



6月は胆石性胆嚢炎のため入院・手術したりと大変な月でした。こういう時こそ積立投資の威力が発揮されます。SBI証券のオリジナルプランで拠出・運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)の6月の買付(5月拠出分)が約定しました。iDeCoは金融庁が発表したいわゆる“老後資金2000万円”報告書でも言及されている老後に向けた自助努力の有力なツールです。例えば公的年金の受給年齢繰り下げ戦略にもiDeCoが活用できるのではないかということを考えています。
2019年6月17日

公的年金に不安を感じるなら「ねんきんネット」で受給見込額を試算しよう



年金デモが実施されるなど、ここにきて公的年金への不安が再び高まっています。なぜ、これほどまで公的年金に対して不安を感じるのか。その最大の要因は、自分がリタイアした時、いったいどれだけの金額を受給できるのか分からないからでしょう。そこで、公的年金に不安を感じるならば、まずは日本年金機構が運営している「ねんきんネット」を使って自分の年金受給額を概算することをお勧めします。おおよそでもいいから自分の将来の受給額が分かれば、いろいろな対策を立てることもできます。そうすれば少しでも不安が解消されるはずです。
2019年6月15日

前年に続いて参考指数をアウトパフォーム―「iTrust世界株式」の第3期運用報告書を読む



サテライトポートフォリオで少額ですが積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の第3期運用報告書(全体版)(2018年4月11日~2019年4月10日)が出ました。ファンドの騰落率は+10.5%、参考指数であるMSCIワールド指数(ネット配当込み)の騰落率も+10.5%でした。分配金は見送りです。参考指数と同じ騰落率となりましたが、交付運用報告書の方をよく読むと、厳密にはファンドの騰落率が+10.49%、参考指数の騰落率は+10.47%ですから、辛うじて参考指数をアウトパフォームしたことになります。これで2期連続で参考指数を上回ったことになり、なんとかアクティブファンドとしての面目は保てたといえそうです。
2019年6月14日

“老後資金2000万円”騒動は現代の黒船―これからどう行動するかで未来は残酷なほど異なってくる



金融庁が発表した「高齢社会における資産形成・管理」報告書から、なぜか「老後資金は約2000万円必要」といった内容が独り歩きしているわけですが、やはり当局から具体的な数字を示されると大きなインパクトがあるということでしょう。こうした捉え方は粗雑で真実を表していないという点で問題が多いのですが、結果的に社会に大きな影響を及ぼすことも事実です。実際にそうした動きが見えてきました。

「老後2000万円必要」 投資への関心高まる(NHK News WEB)

このニュースを見て、「あの報告書は結果として現代の黒船だったのだな」という印象を持ちました。だとするなら、現実という黒船を目にして、今後どのように行動するかによって私たちの未来は残酷なほど異なるものになっていくのでしょう。

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