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2025年7月31日

資産運用の大前提は“インフレ対策”―今月の積立投資(2025年7月NISA口座・特定口座)

 

主にNISA口座を使って実践している積立投資の定例報告です。引き続き株価は順調に回復し、日経平均株価も4万円を超えることも多くなっており、私の金融資産も過去最高水準となっています。昨年は一瞬タッチしただけだった“準富裕層”水準の資産額を徐々に安定的に確保できるようになってきました。ただ、ここにきて家計のやりくりがちょっと大変に。インフレの影響を大きく受けています。やはり、資産形成・運用の大前提は“インフレ対策”だということを実感しています。

SBI証券で7月に購入したのはいつも通り以下のファンド。このうち、「ニッセイグローバルリートインデックス<購入・換金手数料なし>」はVポイントを使っての少額購入。以前からやっている「クレカのポイントで世界の不動産に投資する」という夢のある企画です。

【NISA口座(つみたて投資枠)】
「ニッセイ外国株式インデックスファンド〈購入・換金手数料なし〉」
(信託報酬:税抜0.0899% 信託財産留保額:なし)
【特定口座】
「ニッセイグローバルリートインデックス<購入・換金手数料なし>」
(信託報酬:税抜0.27% 信託財産留保額:なし)

さて、積立投資自体は順調に続いているのですが、最近ちょっと困ったことも。それは、金融資産のうち個別株式や投資信託の評価額が順調に増加している裏で、現金保有額が少し減っています。というのも、最近は家計の出費が多くなり、以前のように安定的に余った現金を貯金に回すことが難しくなっているからです。

やはりインフレの影響が大きい。まず食費がかなり増えました。食料品の値上げが激しく、おまけに子供もだんだんと一人前の量を食べるようになってきたためです。その他もろもろの日用品の出費も、明らかに以前よりも増えています。このため、急な出費があると、単月では家計が赤字となるケースもあります。

こうした悩みは、我が家だけではないでしょう。恐らく、世の中の大多数の家庭では、最近のインフレによって家計に非常なダメージを受けていることは想像に難くありません。ただ、我が家の場合、インフレによって家計がダメージを受け、保有現金も目減りする一方で、金融資産全体は大幅に増えているのです。これこそ個別株の保有や投資信託の積立を継続してきた結果です。

これは何度もブログで書いてきましたが、やはり資産形成・運用の大前提は“インフレ対策”なのです。日本は長らくデフレが続いていたため、それこそ私がブログを始めた当初は、“インフレ対策”という言葉にあまりリアリティもなかったことでしょう。ところが現在、本当に日本もインフレ時代に突入したことで、“インフレ対策”としての資産形成・運用という意味が、ようやく実感をもって理解されるようになりました。

今後、日本でもインフレがどれだけ続くのかは分かりません。ただ、少なくとも何も対策を打たなかった場合、家計の購買力はどんどんと毀損していくことだけは間違いありません。そうならないために、ある程度の資産運用というのは、やらざるを得ないわけです。いまや株式投資や投資信託の積立は、もはや“儲ける”ための手段ではなく、インフレによって毀損する家計の購買力を維持するための“生活防衛”の手段となったのです。

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