2021年1月24日

マザーファンドも成長して盤石の体制に―「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」第7期運用報告書を読む

 

ニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>シリーズ」のうち主要ファンドの運用報告書が交付されました。さっそく自分が保有している「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の第7期(2019年11月21日~2020年11月20日)運用報告書を確認しました。第7期も順調にファンド規模が拡大したことで運用の安定度、効率がともに一段と高まりました。とくにマザーファンドの規模も大きくなり、盤石の体制になりつつあります。
2021年1月23日

アクティブファンドは選択肢となり得るか―2021年1月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

2021年が始まりましたが、あいかわらず好調な相場が続いています。新型コロナウイルス禍は収まる気配もなく、緊急事態宣言まで再発令されているというのに皮肉なものです。その2021年最初の投資です。SBI証券で運用している個人型確定拠出年金(iDeCo)が約定しました。こちらも運用は絶好調。そんな確定拠出年金ですが、最近ではアクティブファンドでも好調な成績となるファンドに注目が集まっているとか。はたしてiDeCoを含めた確定拠出年金(DC)でアクティブファンドは選択肢となり得るのでしょうか。
2021年1月21日

日本は新型コロナウイルスの影響が軽微―「iTrust世界株式」の2020年12月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2020年12月次運用報告が出たので定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の12月の騰落率は+3.22%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+2.81%でした。前月に続いて参考指数をアウトパフォームしました。ピクテは「景気回復を確信」と強気の見通しを明らかにしており、とくに日本と新興国の株式をオーバーウエート推奨しています。その理由のひとつが、新型コロナウイルス大流行の影響が軽微だからというのですから、なかなか興味深いものがあります。
2021年1月19日

個人の投資ブログがチラシの裏の落書きでよかった時代は終わった

 


先日発表された「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」ですが、最近は上位にランクインした運用会社が入賞を正式にプレスリリースするケースが増えてきました。個人の投信ブロガー有志が手弁当で実施しているイベントですが、その影響力は金融業界も無視できないくらいになっているわけです。そういった流れはますます強まっており、投資初心者の情報源としてブロガー・ユーチューバーの存在も大きくなってきました。そうなると、たとえ個人の投資ブロガーといえどもいい加減な情報を発信するのは非常に問題となります。いまや個人の投資ブログがチラシの裏の落書きでよかった時代は終わったのかもしれません。
2021年1月17日

危機の中でこそ見える“信頼”の意味―「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」雑感

 

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」の表彰式が1月16日に開催されました。今回は新型コロナウイルス禍のため初のオンライン開催でしたが、私のような地方在住者にはかえって参加しやすくなったというメリットもあります。そして、結果もまた非常に印象に残るものとなりました。2020年は多くの個人投資家が新型コロナウイルス禍による大暴落という大きな“危機”に見舞われたわけですが、その中でこそ見えるものがあったからです。
2021年1月15日

2020年は驚異的な運用成績だった―ひふみ投信の2020年12月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2020年12月次運用報告書が出ました。12月の騰落率は+1.9%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+2.97%でした。純資産残高は12月30日段階で1403億円(前月は1380億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は6384億円(前月は6410億円)となりました。残念ながら12月は参考指数をアンダーパフォームしています。ただ、2020年の1年間の騰落率を見ると参考指数が+7.39%に対して、ひふみ投信は+20.52%。“コロナ・ショック”による大暴落と、その後の急回復と近年まれに見る市場環境の中で驚異的な運用成績を叩き出しました。

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