2019年1月18日

時代を変えた常識革命―追悼 ジョン・C.ボーグル


バンガードの創業者でインデックスファンドの生みの親ともいえるジョン・C.ボーグル氏が16日に死去した。89歳でした。まさに“巨星、墜つ”という感じです。いまや運用業界における一大潮流になったインデックス運用も、この一人のイノベーターによって生み出されたのですから。しかし、ボーグル氏が本当に偉大だったのは、革新的なアイデアの根底に常にある種の“常識”を置いていたことだと思います。その常識革命が時代を変えてしまったのです。
2019年1月16日

「Smart‐i」シリーズ3本が信託報酬を引き下げ―低コスト競争の次の焦点は国内株式クラスか



りそなアセットマネジメントがこのほど、超低コストインデックスファンド「Smart‐i」シリーズでTOPIX、先進国債券(為替ヘッジなし)、先進国債券(為替ヘッジあり)にそれぞれ投資するインデックスファンドの信託報酬を2月26日から引き下げると発表しました。

運用管理費用引き下げのお知らせ(Smart-iインデックスファンドシリーズ)(りそなアセットマネジメント)

とくに注目はTOPIXを対象とするインデックスファンドでしょう。今回の信託報酬引き下げによって競合ファンドを下回るカテゴリー最安値となります。これまでインデックスファンドの低コスト競争は海外株式クラスが主戦場だった印象がありますが、次の焦点は国内株式クラスかもしれません。
2019年1月15日

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の投票に寄せたコメントを紹介します



先日開催された「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」表彰式では、投票者がファンドに寄せたコメントも発表されました。その内容が公式サイトでも掲載されています。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」公式サイト

私のコメントも掲載されました。ただ、無記名での掲載なので、だれがどのようなコメントを寄せたのかがわかりません。そこで参考までに私が寄せたコメントを転載しておこうと思います。
2019年1月14日

“絶対王者”と“挑戦者”の位置―「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」雑感



「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の表彰式が13日に開催されました。今回は結婚式や新居への引っ越しの準備などが忙しく参加できませんでしたが、参加者によるTwitter実況などで大いに楽しんだ次第です。すでに結果も公式ページにアップされています。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」公式ページ

今回の投票の結果にも、いろいろと考えさせられました。ラインクインしたファンドはいずれも良質な素晴らしいファンドばかりですが、とくに上位入賞ファンドに対する受益者の“想い”には、微妙な色合いの違いが感じられ、非常に興味深かったのです。また、日本の個人投資家を取り巻く環境の変化もランキングに大きな影響を与えていることも無視できません。
2019年1月11日

正念場を迎えた「ひふみ投信」―ひふみ投信の2018年12月の運用成績



少額ですがサテライトポートフォリオの一部として積立投資している「ひふみ投信」の2018年12月次運用報告書が出たので定例ウオッチです。2018年12月の「ひふみ投信」の騰落率は-13.5%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は-10.2%でした。12月は非常に大きな株価下落があったのですが、参考指数を大きくアンダーパフォームする結果となり、非常に厳しい運用結果となっています。純資産残高は12月28日段階で1159億円(前月は1350億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は6665億円(前月は7675億円)となりました。2018年は苦しい運用が続いている「ひふみ投信」ですが、いよいよ正念場を迎えたという印象を持ちます。
2019年1月9日

下落相場では冷静にリバランスを―2019年最初の投資はiDeCo口座



昨年末からの世界同時株安で、相変わらず不安定な相場が続いています。こういった下落相場になると含み損をどうすべきか、あるいは追加投資に向かうべきかといろいろと迷うわけです。そんな時にお勧めなのは、自分のポートフォリオの資産配分を確認して、冷静にリバランスすることです。私の場合、毎年正月休みを使用して個人型確定拠出年金(iDeCo)ポートフォリオの資産配分の確認とリバランスを実施しています。iDeCo口座のリバランスが2019年最初に投資ということになります。

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