2018年9月30日

「投資」と「投機」の違いを見分けるポイント



投資について考える場合、よく「投資」と「投機」の違いが話題になります。何が「投資」で何が「投機」なのかというのは難しい問題で、人によって諸説あります。そんなとき、「投資」と「投機」の違いを見分けるポイントとして有力な考え方に「期待値」というものがあります。基本的に期待値がプラスのものにお金を投じて利益を出そうとするのが「投資」、逆に期待値がゼロもしくはマイナスのものにお金を投じて、そこから利益を得ようと考えるのが「投機」というわけです。
2018年9月29日

SBI証券のiDeCo新プラン「セレクトプラン」は最強ラインアップ―では既存プラン加入者はどうする?



SBI証券が個人型確定拠出年金(iDeCo)で従来プランとは別に新プラン「セレクトプラン」を新規設定し、2018年11月1日から受付を開始すると発表しました。

iDeCo(個人型確定拠出年金) 新プラン設定のお知らせ(SBI証券)

SBI証券のiDeCoは運営管理手数料が無料であるほか、従来プラン(「オリジナルプラン」)も低コストなインデックスファンドをそろえるなど高い競争力を持っていたのですが、新たに設定する「セレクトプラン」は、さらに徹底した低コストインデックスファンドと人気アクティブファンドをラインアップしたものとなっています。現段階では最強ラインアップと言っていい商品構成となりました。これからiDeCoに加入しようと考えている人にとっては、最有力の選択肢となるでしょう。
2018年9月27日

初心者もちょっとしたアドバイスでコツコツ投資家になる―今月の積み立て投資(2018年9月特定口座)



毎年のことですが、この時期は仕事が猛烈に忙しいです。おかげでブログの更新だけでなくTwitterでのつぶやきも少なくなったぐらい。ただ、そんな状態でも自動積み立てサービスで今月の投資が実行されているわけですから、やはりコツコツ投資は偉大なのです。そんな中、ちょっとおもしろいこともありました。投資に関してまったくの初心者でも、ちょっとしたアドバイスがあれば立派なコツコツ投資家になるのだということを実感したのです。
2018年9月25日

どんどん増える配当金収入―日本も恐るべき格差社会に突入している



日本経済新聞によると、日本の上場企業の中間配当総額が9年連続増の4兆8906億円と過去最高になる見通しだそうです。

中間配当最高、4.9兆円 9年連続増、企業の積極還元進む(「日本経済新聞」電子版)

積極的な配当政策といえば米国株が有名ですが、ここにきて日本企業も株主還元積極化が一段と進んだということでしょう。日本株にも投資している立場としては嬉しいことですが、同時にちょっと空恐ろしくなりました。なぜなら、日本も恐るべき格差社会に突入しているということをひしひしと感じたからです。
2018年9月24日

新規設定ファンドの初年度決算は参考値ぐらいに考えよう―「楽天バンガード」シリーズの第1期運用報告書を読む



バンガード社のETFを通じて超低コストで国際分散投資ができる「楽天・バンガード・ファンド」シリーズ2本の第1期運用報告書が出ました。いずれも設定当初から順調に純資産残高を増やしており、その人気がうかがえます。このため実質コストも注目されていたわけですが、今回開示された運用報告書を見ると、意外と実質コストがかさんでいる結果となり、一部で心配する声も上がっています。ただ、今回の決算は初年度決算であり、しかも2017年9月29日~18年7月17日までの実質9カ月半の変則決算です。これはほかの新規設定ファンドも同様ですが、こういった変則の初年度決算の数字というのは、あくまで参考値ぐらいに考えておくべきだと思うのです。
2018年9月22日

確定拠出年金でアクティブファンドを買ってはいけない単純な理由



最近、どうも知人の間で私が投資や金融商品に詳しいという噂が広まってきたようで、いろいろと相談される機会が増えてきました。なかでも圧倒的に多い相談が「勤務先が企業型確定拠出年金(企業型DC)を導入しているんだけど、どの商品を選べばいいかわからない」というものです。この場合、どういったポートフォリオを組むのかは、その人のアセットアロケーション次第なので一概にはアドバイスできないのですが、共通して指摘しているのが「企業型、個人型とも基本的に確定拠出年金でアクティブファンドを買ってはいけない」ということです。それにはものすごく単純な理由があります。

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