2018年4月14日

情報技術セクターの行く末には困難が待ち受けているかも―「iTrust世界株式」の2018年3月の運用成績



サテライトポートフォリオで少額だけ積み立て購入しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2018年3月次運用報告が出たので定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の3月の騰落率は-3.35%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は-4.28%でした。引き続き世界的な株価下落の中で、なんとか下落幅を参考指数よりも小さく抑えることができるなど、参考指数をアウトパフォームしました。ただ、依然として相場動向は不安定な状態です。ピクテのレポートを読んでも、悪材料と好材料が入り混じっており、まったく方向感が見えません。
2018年4月11日

日本の投資業界は“修羅の国”か―金融機関の悪行に呆れる



日本では金融機関による強引な営業手法がたびたび話題になります。法令違反ではないにしても、個人顧客を食い物にするあまりにもひどいハメ込みが横行し、それが投資という行為を庶民から縁遠いものにしてしまうという悪循環が続いていきました。最近は少しはマシになったのかと思っていましたが、またもや驚愕の事件が起こっています。あいかわらず金融機関の悪行に呆れる。日本の投資業界というのは、まるで「北斗の拳」に登場する“修羅の国”ですか。
2018年4月9日

日本国の衰退と日本企業の成長は無関係



インデックス投資というのは幅広い国・地域に分散投資することが基本なのですが、定期的に「××投資不要論」が登場します。最近では「日本株への投資は不要」という意見もチラホラ。別に誰が何に投資しようが個人の自由ですから批判はしませんが、前提となる理屈がちょっとおかしいと感じることが少なくありません。日本株投資不要論の場合、だいたいが「日本国は将来的に衰退していくのだから、そこへの投資は不要」という理屈です。でも、はたして日本国が衰退したら日本企業も衰退するのでしょうか。私には日本国の衰退と日本企業の成長は無関係に思えてなりません。
2018年4月7日

下落相場で見事な踏ん張り―ひふみ投信の2018年3月の運用成績



サテライトポートフォリオの一部として積み立て投資している「ひふみ投信」の2018年3月次運用報告が出ました。2018年3月の「ひふみ投信」の騰落率は-0.7%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は-2.0%でした。2月からの下落相場が続いていますが、参考指数よりも下落率に抑えるなど見事な踏ん張りを見せてくれました。純資産残高は3月30日段階で1355億円(前月は1342億円)、受益権総口数は26,580,632,883口(前月は26,121,901,078口)、ひふみマザーファンドの純資産残高も7228億円(前月は7026億円)となっています。軟調な相場にもかかわらず資金流入が続いていることになり、受益者の信頼が厚い。こういった下落相場で大きな資金流出が起こらないことは、アクティブファンドのリターンにとって極めて良い影響を与えます。このあたりに「ひふみ」の強さがあると言ってよさそうです。
2018年4月4日

非常識な金融機関の営業活動



銀行など金融機関も営利企業ですから、日々の営業活動が大切というのは誰でも分かることです。ただ、顧客の立場からすると、ちょっと非常識じゃないかと思うようなケースが多々あります。つい最近も、ある金融機関から営業を受けたのですが、提案内容以前に営業活動のやり方に首をかしげてしまいました。
2018年4月3日

手数料にこだわるのは投資家としての最低限の作法



日本経済新聞の田村正之編集委員が金融商品の手数料について分かりやすい記事を書いています。

低コスト投信で資産増やす 長期運用だと差は歴然(NIKKEI STYLE)

わずかな手数料の差が長期投資だと大きな差となって投資家にのしかかってくるのだから、いかに低コストな商品を選ぶのかが大切かという話です。とくにインデックスファンドの場合、同じ指数に連動するファンドは基本的に同じリターンとなりますから、信託報酬の差がそのまま投資家が実際に享受するリターンの差になるわけです。低コストな商品を選ぶというのは非常に大切なのです。しかし、これはなにも投資信託やインデックス投資に限った話ではなりません。それこそ個別株のデイトレードや信用取引にいたるまで、とにかく手数料にどれだけこだわるかというのは、投資理論や技術以前の最低限の作法でしょう。

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