2018年2月5日

投資で「世代間闘争」や「階級闘争」を戦うなら正しい方法で戦おう



日本人は何のために「投資」をしているのだろう。ふと、そんなことを考えました。もちろん、普通は老後資金の準備だったり、余裕資金を運用で殖やして日々のキャッシュフローを豊かにするとか、あるいは既に持っている資産をインフレから守るためといった理由が考えられるのですが、どうも日本ではそれだけではないような気がします。とくに一部の若者にとって「投資」は、一種の「世代間闘争」や「階級闘争」になっているのでは。「投資」を「闘争」の手段と考えれば、そこでは目的の達成すなわち「いかに早く、大きく儲ける」ということが求められるのは人情としてありがちなことです。そこに日本で「投資」よりも「投機」が容易に普及してしまう理由があるのかもしれません。でも、はたして「投機」で「世代間闘争」や「階級闘争」に勝てるのでしょうか。私は「世代間闘争」や「階級闘争」を戦うからこそ、正しい「投資」の方法で戦わないと勝てないと思うのです。
2018年2月3日

東南アジア株式に投資したいのに…―「i-mizuho」シリーズ10ファンドが繰上償還へ



ブラックロックがこのほど、同社が設定・運用する低コストインデックスファンドシリーズ「i-mizuho」に関して戦略的見直しを行うとして、シリーズ21ファンド中10ファンドを繰上償還すると発表しました。

i-mizuhoインデックスシリーズの戦略的な見直しについて(ブラックロック・ジャパン)

私にとって悲報です。愛用していていた「i-mizuho東南アジア株式インデックス」 が繰上償還されることになってしまいました。東南アジア株式に投資できる数少ないインデックスファンドだっただけに、じつに残念。東南アジア株式への投資をオーバーウエートして投資したい人にとって、これからどうしたものかと困ってしまいます。
2018年2月2日

個別株に投資するなら優良企業を選ぶべし―日本郵船が復配しました



私が保有している個別株のひとつに日本郵船があります。2016年の海運不況で業績が大幅に悪化し、ついには無配転落していました。しかし17年に入ってからは海運不況も底入れし、業績も好転するなど明るい光が指し始めました。このほど2017年度第3四半期(4~12月)の決算が発表されましたが、ようやく復配を発表しています。

配当予想の修正に関するお知らせ(日本郵船)

零細とはいえ株主として非常に嬉しい。厳しい含み損にも耐えている甲斐がありました。そしてもうひとつ大事なことを教えてくれます。それは「個別株に投資するなら優良企業を選ぶべし」ということです。
2018年1月31日

セキュリティにカネをかけない金融機関は「カス中のカス」



コインチェックによる仮想通貨不正流出事件が相変わらず話題ですが、この件に関してSBIホールディングスの北尾吉孝社長がこのほど開いた2018年3月期第3四半期決算説明会でぶち上げていました。

2018年3月期第3四半期 SBIホールディングス(株)決算説明会(YouTube「SBIChannel」)

あいかわらず「俺が、俺が」の北尾節なのですが、金融機関のセキュリティに対する考え方としては、至極真っ当なのです。
2018年1月30日

松井証券が個人型確定拠出年金(iDeCo)に参入―シンプルで理想的な商品ラインアップ



松井証券が3月下旬より個人型確定拠出年金(iDeCo)に参入すると発表しました。先行してiDeCoを展開しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行などと同様に運営管理手数料が無条件で無料になる良心的なプランです(国民年金基金連合会と信託銀行への手数料は全金融機関共通で必要)。

個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の取扱開始について ~2018年3月下旬よりサービス開始予定~(松井証券)

さらに素晴らしいの商品ラインアップ。シンプルで理想的なラインアップとなっていますから、初心者から上級者まで満足のできるポートフォリオを組むことができます。iDeCoへの加入を検討する場合、有力な候補に浮上したと言えそうです。
2018年1月29日

FXなど通貨取引が個人投資家の資産形成に適さない理由(附・参考図書紹介)



あいかわらず仮想通貨が話題ですが、こうした景色を見ていると仮想通貨に限らず通常のFXなども含めて「ほんと、日本人は通貨取引が好きなのだなぁ」と思ってしまいます。いまだに「投資をしている」とかいうと「FXですか?」と聞かれることがありますから。しかし、FXなど通貨取引こそ個人投資家の資産形成には最も適さないというのが私の考え。なぜなら、そもそも通貨取引(交換)は「投資」ですらないからです。

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