近年、インデックスファンドの低コスト化が急速に進んだのですが、ここにきて実質的に同じ商品であるにもかかわらず信託報酬の差が生じているという「一物多価」を問題視する声が上がり始めました。
投信の一物多価は許せるか 同じ商品で異なる報酬(「日本経済新聞」電子版)
この問題は私も以前から指摘してきたのですが、いよいよ金融庁も注視し始めたようです。ただ、同じ商品が異なる価格で販売されるというのは、他の商品でも一般的なことなので一概に「一物多価」を否定することはできません。今後問われるのは、価格の違いに対して“合理的な説明”が可能かどうかでしょう。