2021年2月26日

危機の際には女性の方が度胸が据わっている?―今月の積立投資(2021年2月特定口座)

 

2021年が始まったと思っていたら、早いもので2月も終盤です。新型コロナウイルス禍が依然としてい続いているのに、なんとなく慣れてしまった感じがするのだから人間の“鈍感力”というのは凄いものです。株式市場も“コロナ・ショック”からほぼ1年を経て、いまや日経平均株価が30年ぶりに3万円台を回復しているのですから、やはり将来の予想というのは難しい。2月もいつも通り積立投資を実行しましたが、結局は度胸を決めて市場に居続けるという判断が今のところ成功しているわけです。やはり投資は度胸がが大事ということでしょう。その点、案外と女性の方が度胸が据わているかもしれないというデータがあります。

今月も買付けたファンドはいつも通りです。

【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.093% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)

ついに保有するファンドのすべてが含み益に転じました。それどころか評価額はまたも過去最高を更新。いかに現在の相場が好調かということを実感します。ただ、そうそう良いことばかりが続くわけないですから、そろそろ大きめの調整があるに違いありません。その時になって慌てないように腰を据えておくことが重要でしょう。

その点で、フィデリティ・インスティチュート退職・投資教育研究所が実施しているビジネスパーソン1万人アンケートの結果に興味深いデータがありました。新型コロナ禍の中で、男性よりも女性の方がポジティブな反応を示しているそうです。

より前向きな女性のコロナ対応―ビジネスパーソン1万人アンケートより(フィデリティ・インスティチュート退職・投資教育研究所)

新型コロナ禍で多くの人が一時的に保有資産が大幅に目減りしたり、収入が減少するといった“危機”に直面したわけですが、そうした中で男性よりも女性の方がやりくり上手というわけです。

とくに面白いのは、新型コロナ禍で資産運用を「中止した・減額した」と「開始した・増額した」の割合がともに男性よりも女性の方が低いこと。つまり、女性の方が相場に対して慌てて動いていないことになります。ある意味、危機に際しては女性の方が度胸が据わっているのかもしれません。

あくまで個人的な印象論ですが、どうも積立投資というのは女性の方が向いている投資手法のような気がします。どうも男は性格が幼稚なので、相場が急落すると慌てて保有資産を売ったり、あるいは相場が急騰すると乗り遅れまいと欲の皮がつっぱって追加投資してしまいがち。その点、女性の方がどっしりと構えて、あまり動こうとしません。そういった度胸は、積立投資と相性がいいわけです。

アンケートは「コロナ禍が、特に女性に対して、“相場を相手にした資産運用“ではなく、”資産形成のための運用”に向かわせた」可能性を示唆しています。なんとなくですが、将来的にインデックス投資や積立投資は女性が中心となる時代が来るような予感がします。

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