2021年8月28日

「G-SHOCK GM-2100」通称“カシオーク”を衝動買い―やっぱりメタルカバーの高級感は魅力的

 

先日、気になる腕時計としてカシオ「G-SHOCK」の新作「GM-2100」、通称“カシオーク”を紹介しました(「G-SHOCK」の新作「GM-2100」が気になる―誰が言い出したか「カシオーク」)。8月21日が発売日だったのですが、発売前から予約が殺到しており、やはり店頭に並ぶ前に完売する店が続出です。そんな中、たまたま入ったある店のショーケースに「GM‐2100」を発見! 思わず衝動買いしてしまいました。実際に手にしてみると、やはり最大の特徴であるケースのメタルカバーの高級感が魅力的です。

「GM‐2100」の最大の特徴は、やはりステンレス製のケースカバーです。もちろんステンレスの無垢ケースではなく、G-SHOCKの最大の特徴である耐衝撃性を確保するためにクオーツ式ムーブメントをガラス繊維複合樹脂製のインナーケースに収め、その上をステンレス製のカバーで覆う構造となります。このため完全な金属ケースのような重厚感はありませんが、それでも鍛造・切削加工で仕上げたメタルカバーの完成度が素晴らしい。ヘアライン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせた八角形のベゼルデザインはラグジュアリースポーツテーストで高級感があります。

ブレスはラバー製。一部には金属ブレスを期待する声もあったのですが、私はラバー製を採用して大正解だと思いました。腕時計に詳しい人なら分かると思いますが、ブレスというのはコストが如実に表れるパーツです。このため、下手にコストを抑えた仕様にすると、極めてチープなものになってしまう。それならいっそのことブレスはラバー製にして、コストは時計本体に集中的に投じるというのは潔い設計思想です。

「GM-2100」のもう一つ優れた点は、これだけの高級感を実現しながらも、あくまで「G-SHOCK」のスタンダードラインの商品だということです。最近の「G-SHOCK」は金属モデルの「G-STEELE」のような高級ラインの商品も多いのですが、既に何本も機械式腕時計を所有しているような時計好きにとって、「G-SHOCK」は例えば運動するときなどに気軽に付けることのできるサブ機として購入する場合が多い。そうなると手ごろな価格のスタンダードラインが重要になるのです。

その意味で「GM-2100」は2万円台という手ごろな価格でありながら、これだけの高級感を実現しているわけですから、時計好きが飛びつくのも当然でしょう。運動や遊びの際に気軽に付けることができ、それでいて高級感があるので使用時の満足度が非常に高いのです。高級ブランドや機械式の腕時計を愛用している人が、あえて「G-SHOCK」を購入する要素を高レベルで満たしていわけで、人気が出て当然だと思います。

「GM-2100」ですが、やはり人気が出て当然の完成度だと思います。気軽に使えて、それでいて高級感もある腕時計が欲しい人には、お勧めの1本だと思います。いまはまだ品薄状態ですが、ある程度時間が経てば店頭にも並び始めるはずです。また、時計好きがあまり来店しないような街の小さな時計屋さんやショッピングモールの時計コーナーなどには、まだ店頭に在庫がある場合もあるので、関心のある人は探してみても面白いかも。ちなみに私は今回、ドン・キホーテで見つけ、購入しました。さすがにドン・キホーテで「G-SHOCK」を予約購入する人などいないということです。

また、ネット通販などでもそのうち買えるようになるでしょう。参考までにAmazonのリンクを紹介しておきます。

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