2018年10月26日

配当金丸取り戦略を継続―2014年分のNISA口座保有資産をロールオーバー



2014年から始まった少額投資非課税制度(NISA)。今年いっぱいで5年が経過し、14年にNISA口座で購入した資産に対する非課税期間が終了します。このためNISA口座で投資している人は、その商品を売却して現金化するか、特定口座や一般口座に移管するか、あるいは19年のNISA口座にロールオーバーするかの判断を迫られます。私の場合はNISA口座で個別株を購入しています。このほどロールオーバーの手続きをしました。引き続きNISA口座で個別株を保有することで、配当金丸取り戦略を継続します。

一般NISAは「つみたてNISA」と異なり、投資信託のほかETFや個別株を購入できるのが特徴でした。使い方は人それぞれですから、私の場合は優良銘柄のの中から配当利回りが高く、個人的にも将来性を期待している企業の個別株を購入し、配当金を非課税で丸取りする戦略を採用しています。このやり方がなかなか気に入っていて、この5年間は非課税の恩恵を満喫してきました。やはり税金というのは、ものすごい重みがあるということを改めて実感した次第です。

ちなみにNISAのもう一つの魅力である譲渡益への非課税という点に関しては、最初からあまり関心がありません。というのも私は、投資信託については現金が必要になったらいつでも換金するという姿勢を取っているのに対して、個別株は基本的に永久保有するというポリシーを持っているからです。それこそ一族で代々保有し、永久に配当金をもらい続けるというのが我が家の個別株投資の基本戦略なのです。

もちろん、こういった投資のやり方がベストだとは思いませんし、投資効率という面では決して優れた方法ではありません。それでも、気楽さという点では非常に優れているのでは。まず、個別株というのは基本的に保有コストがゼロです。そして、配当金をもらい続ける事だけを目的にすれば、本当のほったらかし投資が可能です。これは、親族からの相続や贈与で株式を保有したことのある人なら、ある程度は共感してもらえるのではないでしょうか。

そんなわけで、NISA口座の個別株についても、ロールオーバーでさらに5年間、配当金に対する非課税の恩恵を享受したいと思います。

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