2018年6月4日

資産運用は“歯磨き”のようなもの―失ってからでは回復が不可能



先日、岡本和久さんのセミナーで聞いた話の中で"まさにその通り"と思う発言がありました。あまりに得心したのでブログでもぜひ紹介したくなりました。それは「資産形成・運用というのは"歯磨き"のようなもの」というは発言です。本当にうまいこと言ったものです。確かに資産形成・運用も歯磨きもとくに楽しんでやるものではありませんが、それでも若いうちからやっておかないと年を取ってから大変なことになる。なぜなら、お金も歯も年を取ってから失ってしまうと、もはや自力では回復不可能だからです。私は40代に入ってから歯周病に悩まされるようになったので、岡本さんの指摘が心にずしりと響きました。

なぜ若いうちから資産形成・運用が必要なのか。それは、基本的に現在の日本の公的年金制度が、ある程度の自助努力で老後資金を用意することを前提にしているからにほかなりません。だから、現役時代に得ている収入というのは、基本的に「現在の生活費+老後の生活費」だということです。そして、老後の最大のリスクは購買力低下による「生活の質の大幅な低下」です。だからこそ、老後の購買力を維持するためにも若いうちからの資産形成・運用が必要になるわけです。そういったことは過去に何度もこのブログで書いてきました。

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資産形成・運用の究極の目的は「購買力の維持」

こうした資産形成・運用の必要性を岡本和久さんは「歯磨き」に例えています。歯磨きは特段に楽しいものではないし、毎日淡々と行うものです。でも、それをやっておかないと年を取ってから歯を失って寂しい思いをする。資産形成・運用も同じです。やはり若うちから毎日淡々と続けないと、年を取ってからお金がなく、やっぱり寂しいことになる。いずれも「生活の質」が大幅に低下することが問題なのです。

そしてもうひとつ重要なことは、歯もお金も年を取ってから失ってしまうと、もはや自力では回復が不可能ということです。歯は一旦失うと二度と回復しません。私は歯周病に悩まされていて、最近は必死に口腔ケアをすることで何とか症状の進行は止まりましたが、それでも痩せてしまった歯槽骨と歯茎は元に戻りません。これ以上の悪化を防ぐので精一杯です。

お金も同じでしょう。若うちなら時間も体力も十分にあるので、少しぐらいお金がなくても、その分は余計に働いて挽回することが可能。でも年を取ってからでは体力にも限界があるし、働ける場所も少なくなってくる。そもそも寿命に限りがありますから、新たに資産を形成する時間が足りないのです。年を取って歯を失えば、入れ歯のお世話になるしかないように、年を取ってからお金がないと、それこそ生活保護など公的福祉の厄介になるしかない。それは批判されることでないけれども、自由に好きなものを食べる生活ではなくなることは事実です。

だから資産形成・運用を若いうちから毎日淡々と行うしかないのです。それは別に楽しいことではありませんし、ちょっと面倒くさいことかもしれない。でも、それは歯磨きがそれほど楽しくなく、やはりちょっと面倒くさいのと同じです。そして、それを続けるためにはできるだけ簡単な方法であることが必要です。ここに資産形成・運用においてインデックスファンドの積み立て投資という方法が有効性を持つ理由がある。それこそ歯磨きのように淡々と続けることができる投資手法だからです。

そんなわけで私は「歯磨き」のように淡々と資産形成・運用を続けるようにしています。それどころか最近では資産形成・運用よりも「歯磨き」の方が大事になってきました。資産は順調に増えているけれども、歯と歯茎は歯周病で痩せてしまったから。こっちの方が大問題です。資産運用の方はコストのこだわっていますが、口腔ケアはコストに糸目をつけずに機器や薬剤を物色し続けています(みなさん、歯は大切ですよ!)。

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