2022年4月17日

現在の円安は「正当化が困難」―「iTrust世界株式」の2022年3月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2022年3月次運用報告が出ました。「iTrust世界株式」の1月の騰落率は+8.65%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+10.3%でした。前月に続いて参考指数をアンダーパフォームしてしましました。2022年に入ってから、なかなか調子が上がってきません。いろいろと想定外の状況が続いていると言うことでしょうか。例えば現在の円安に関してもピクテは「正当化が困難」な水準にあると指摘しています。
2022年4月14日

『西洋美術の歴史』―スタンダードな西洋美術史の教科書を読み直す


遠い親戚に芸術院会員の西洋画家がいたこともあってか、私は以前から日本人が描いた西洋画に非常に関心がありました。大学院生時代には明治時代の美術論争に関する論文もいくつか書いたことがあります。最近、どういうわけか美術史研究熱が再燃し、再読も含めて美術史の本ばかり読んでいます。今回紹介するH.W.ジャンソン 、アンソニー・F.ジャンソン『西洋美術の歴史』もその1冊。西洋美術史を勉強している人なら、必ず読んでいると言われるスタンダードな教科書です。
2022年4月13日

反転攻勢のきっかけになるか―ひふみ投信の2022年3月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2022年3月次運用報告書が出ました。3月の騰落率は+4.38%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+4.30%でした。純資産残高は3月31日段階で1424億円(前月は1357億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は6947億円(前月は6572億円)となりました。ここまで苦戦が続いている「ひふみ投信」ですが、久しぶりに参考指数をアウトパフォームしました。ポートフォリオの組み換えが進められていることから、これをきっかけに今後の反転攻勢を期待したいところです。
2022年4月10日

金融経済教育とあわせて社会保障教育と労働法教育の充実を

 

2022年4月から高校学習指導要領改訂によって学校での金融経済教育の内容が拡充されました。これにあわせて金融庁が高校向け金融経済教育指導教材を公表しています。


なかなか丁寧な作りになっており、今後の活用が期待されます。日本は金融経済教育が長らく放置されてきたので、今回の取り組みは大きな第一歩でしょう。ただ、金融経済教育とあわせて充実すべきものもあるのでは。それは「社会保障教育」と「労働法教育」です。
2022年4月5日

最初から周回遅れになった「My SMT」シリーズ―超低コストで登場も4ファンドは設定中止に

 

三井住友トラスト・アセットマネジメントが3月29日付で新たに超低コストインデックスファンドシリーズ「My SMT」7ファンドを設定しました。


いずれも“業界最低水準”をうたう低コストとなっています。ただ、紆余曲折もあったようです。どうやら「My SMT」シリーズ当初、11ファンドの新規設定を予定していたようですが、なぜか4ファンドは設定中止となりました。


あえて厳しいことを言いますが、「My SMT」シリーズは最初から周回遅れ感がぬぐえません。
2022年4月3日

「ひふみ投信」にも世代交代の流れ


「ひふみ投信」など「ひふみ」シリーズを運用しているレオス・キャピタルワークスがこのほど、運用体制を変更しました。これまで最高投資責任者(CIO)である藤野英人さんが「ひふみ投信」マザーファンドの運用責任者も兼務していましたが、今後はCIO専任となり、「ひふみ投信」マザーファンドの運用責任者には佐々木靖人さんが就きます。


「ひふみ投信」にも、いよいよ世代交代の流れが来たということです。

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