2019年3月20日

高齢者を食い物にする金融機関―いずれ厳しい規制で奈落の底に突き落とされるかも



日本では金融機関による高齢者への不適切な金融商品営業がたびたび問題になるのですが、今回は郵便局で大スキャンダルです。

郵便局員が違法な保険営業 高齢者と強引契約 15年度以降68件(西日本新聞)
「振り込め詐欺と変わらない」郵便局員、違法営業の実態 背景に過重なノルマも(同)

証券会社や銀行だけでなく郵便局までこのありさまですからひどいものです。こんなことが頻発するから、日本の金融機関は高齢者を食い物にしているといわれるわけです。しかし、あまりに無茶苦茶を続けていると、いずれ金融機関も大変なことになるのではないか。それこそ当局が厳しい規制を課し、業界が奈落の底に突き落とされる可能性があると思います。
2019年3月17日

いまこそ新興国を選好―「iTrust世界株式」の2019年2月の運用成績



サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2019年2月次運用報告が出たので定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の2月の騰落率は+7.14%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+6.04%でした。2月は参考指数をアウトパフォームしたことになります。年明けから世界的に堅調な相場が続いています。こうした中、ピクテは特に新興国の株式・債券ともにバリュエーション面での魅力が増していると指摘しています。いまこそ新興国を選好するときかもしれません。
2019年3月15日

PIMCOの「女性と投資」プログラムは超硬派



米国の大手運用会社、PIMCOが女性に対する投資情報発信を強化しています。このほど「女性と投資」と題するプログラムがスタートし、日本語ウェブサイトも立ち上げました。

女性と投資(PIMCO)

まだコンテンツが少ないですが、アップされている内容が超硬派なので驚きました。最近は日本の運用業界でも女性に対するマーケティングとアプローチの重要性が注目されていますが、妙にキラキラ感が協調されたイメージ発信でお茶を濁すような内容が多い。それに比べるとPIMCOが発信する情報は、投資や運用業界においての「男女平等」という大テーマが明確で、実に真面目なものです。こういう真面目な発信を真面目に実行するところが、さすが名門の運用会社だと感心しました。
2019年3月12日

バンガードETF経費率引き下げで「楽天・バンガード・ファンド」シリーズもコストダウン



このほどバンガード社がETFと米国籍投資信託の経費率を改定する発表しました。

2019年バンガードETFおよび米国籍投資信託の経費率改定のお知らせ(バンガード・インベストメンツ・ジャパン)

バンガードのETFや米国籍投資信託は基本的に決算のたびに経費率が見直されています。純資産残高が増加して運用効率が高まれば、そのコストダウンの成果を淡々と受益者に還元していく姿勢は相変わらず見事です。こういった既存の受益者の利益を第一に考えているとことが、同社の商品が多くの支持を集める理由でしょう。そして、今回の経費率改定によって、バンガードのETFに投資する「楽天・バンガード・ファンド」シリーズも実質負担する運用管理費用が低下します。
2019年3月11日

Booking.comカードは隠れたお得な高還元クレジットカード



結婚してから夫婦それぞれの個人口座とは別に夫婦それぞれが生活費を入金する家計管理用の銀行口座を用意し、光熱費などの家計の共通出費をわかりやすく管理する方法を採用しています。そして家計用口座を決済口座にしたクレジットカードを作り、家計の決済をそこに集約することで支出の一元管理と節約をすることに。いろいろ研究した結果、家計決済用に選んだのが三井住友カードのBooking.comカードです。あまり話題になりませんが、隠れたお得な高還元クレジットカードです。
2019年3月9日

反撃の狼煙を上げる―ひふみ投信の2019年2月の運用成績



サテライトポートフォリオの一部として積立投資している「ひふみ投信」の2019年2月次運用報告書が出ましたので定例ウオッチです。2019年2月の「ひふみ投信」の騰落率は+4.8%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+2.6%でした。純資産残高は2月28日段階で1312億円(前月は1248億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は7568億円(前月は7189億円)となりました。1月に続いて参考指数を大きくアウトパフォームしています。いよいよ反撃の狼煙を上げるといったところでしょうか。

関連コンテンツ