結婚してから夫婦それぞれの個人口座とは別に夫婦それぞれが生活費を入金する家計管理用の銀行口座を用意し、光熱費などの家計の共通出費をわかりやすく管理する方法を採用しています。そして家計用口座を決済口座にしたクレジットカードを作り、家計の決済をそこに集約することで支出の一元管理と節約をすることに。いろいろ研究した結果、家計決済用に選んだのが三井住友カードのBooking.comカードです。あまり話題になりませんが、隠れたお得な高還元クレジットカードです。
光熱費や水道代、保険料などは家計にとって固定費ですから、少しでも節約したいものです。そこで高還元なクレジットカード決済にすることでわずかでも節約できれば意外と大きな効果があります。また、支払い期日が一元化されることで、家計管理も容易になるというメリットも無視できません。そこで我が家が選んだのが、世界最大の宿泊予約オンラインサービスであるBooking.comと提携して三井住友カードが発行するBooking.comカードです。
Booking.comカードは年会費永年無料で100円決済ごとに1ポイント(1ポイント=1円)が付与されるため還元率は1%。もっと還元率の高いクレジットカードは存在しますが、Booking.comカードの最大の特徴は、ポイントが手続きなしで利用代金引き落し月の翌月に利用代金から差し引かれる形で自動キャッシュバックされることです。ポイントの管理というのは意外と面倒なものですが、自動キャッシュバックならほったらかしで自動的に節約できるのが魅力です。
そのほか付帯するベネフィットも充実しています。例えば最高2,500万円の海外・国内旅行傷害保険や年間100万円までのお買物安心保険が付帯します。これは年会費有料の三井住友VISAクラシックカードとほぼ同等のサービスです。もちろん提携カードとしてBooking.comのサービスも充実。Booking.comで予約した宿泊の支払いは還元率5%。私はこれを使って新婚旅行の際のホテルをお得に予約しました。
もうひとつ隠れたメリットは三井住友カードが発行しているカードだということです。我が家の家計管理用口座は三井住友銀行なのですが、三井住友銀行は同じSMBCグループである三井住友カードかセディナのクレジットカード決済があると、その口座のATM時間外手数料が無制限無料となり、コンビニATMの手数料も月3回まで無料に。このため三井住友銀行を決済口座にしている人にとっては非常に便利なクレジットカードなのです。
これで現在、我が家は光熱費や水道代、クレジットカードで支払った日々の買い物などは自動的に1%割引の状態になりました。わずか1%ですが、日々の事なので塵も積もればでかなりの節約になります。やはり自動キャッシュバックサービスのあるクレジットカードは非常にありがたい。おまけにATM手数料も無料に。我が家の場合、妻には家計管理口座の代理キャッシュカードを渡しているので、買い物のために現金を引き出すのにも重宝しています。これで節約した分を使って、やはりBooking.comカードを使ってお得に旅行の予約でもしようと考えています。
このように隠れたお得な高還元カードとしてBooking.comカードを愛用しているわけですが、もちろんデメリットもあります。それは高還元の提携カードだということ。こういった高還元の提携カードは、カード会社や提携先企業の都合でサービスが改悪されることも少なくありません。そうなると再び新しいカードを探さなければなりません。ただ、そのときはそのときで、それまではBooking.comカードのベネフィットを十分に活用することにしているのです。
【2021年10月追記】
残念ながら、Booking.comカードは新規発行が停止となりました。既発カードの自動キャッシュバックサービスも2022年3月31日で終了します。残念ながら、新型コロナウイルス禍による旅行業界への打撃が原因でしょう。