2018年5月23日

厚生労働省が金融機関に企業型確定拠出年金(企業型DC)の商品ラインアップ公開を命令するようだ



先日、金融機関が企業型確定拠出年金(企業型DC)で高コストな商品だけをラインアップするという悪質な行為が横行していることを指摘しました。この問題に関して、ここにきて大きな動きがあります。厚生労働省が「確定拠出年金法施行規則の一部を改正する省令案」を公開しており、現在パブリックコメント募集段階に進んでいます。このまま規則改正の省令が出れば、厚生労働省は金融機関に対して企業型DCの商品ラインアップの公開を命令することになります。これは企業型DCにとって画期的な動きです。
2018年5月21日

企業型確定拠出年金(企業型DC)の商品ラインアップにも何らかの規制が必要ではないか



私は企業年金の無い中小零細企業のサラリーマンなので、自分で掛け金を拠出する個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入して老後資金の一部を作ろうとしているのですが、じつは世の中の人が加入している確定拠出年金の大部分は企業が掛け金を拠出する企業型確定拠出年金(企業型DC)です。この商品ラインアップに酷いものがあるというのは以前から話題になっていたのですが、実際の加入者以外は実態が分からず、いわば闇の中でした。ところか今回、相互リンクいただいているアルパカ2号さんが、驚くべき実態を暴露しました。

高コストな企業型確定拠出年金(DC)のラインナップを公開!損保ジャパン日本興亜DC証券の巻(アルパカの草食系投資)

これはひどい。こんな高コスト商品しかないラインアップでは、まともな運用などできません。なんでもお上に頼るのは良くないとは思うのですが、こうした実態がある以上は企業型DCの商品ラインアップにも何らかの規制が必要ではないかと改めて思ってしまいます。
2018年5月20日

伝説の投資家たちのポートフォリオを覗いてみる―マネックス証券がiBillionaireをサポート



このほどマネックス証券がiBillionaire(アイビリオネア)というユニークなサービスを開始しました。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、カール・アイカーンといった伝説の投資家たちの最新ポートフォリオがひと目でわかるウェブサイトです。

iBillionaire(アイビリオネア)(マネックス証券)

実際に投資に役立つかは別にして、伝説の投資家たちのポートフォリオを覗いてみるのはなかなか楽しいです。
2018年5月17日

世界の経済成長は天井を打った―「iTrust世界株式」の2018年4月の運用成績



サテライトポートフォリオで少額だけ積み立て購入しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2018年4月次運用報告が出たので定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の4月の騰落率は+4.33%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+4.45%でした。3月まで軟調だった世界株式もようやくリバウンドした形です。そんな中、「iTrust世界株式」は参考指数に対して若干のアンダーパフォームでした。ただ、それ以上に気になったことが。受益者に配信される機関投資家向けレポート「Barometer」2018年5月号によると、世界の経済成長も天井を打った可能性があるそうです。
2018年5月15日

時空意識の拡大が”幸せ”持ちへの道―岡本和久さんのセミナーに参加して



先日、I-Oウェルス・アドバイザーズ代表の岡本和久さんのセミナーが大阪でありました。私は岡本さんの本に非常に影響を受け、いわば私淑しているいるようなものなので、もちろん参加しました。岡本さんの話をじっくりと聞いて、改めて感心。それは「時空間意識の拡大」が、お金持ちを超えた"幸せ"持ちになるための道だという発想です。投資だけでなく、生き方の考え方にまで昇華された発想には本当に驚かされますし、納得させられてしまいます。
2018年5月12日

『金融広告を読め』―金融機関に騙されないための虎の巻



先日のオフ会でも話題になったのですが、あいかわらず金融機関による誤解を招くような金融商品の勧誘が続いています。例えば退職金を対象にした高金利定期預金と投資信託の抱き合わせ販売などは、どの銀行でも大々的に広告宣伝を打ちながら販売しています。しかし、そういった金融商品が本当にお得なのかは、そうとうに吟味する必要があります。それほど日本の金融商品の広告は酷い。ほとんど騙しのような手法が横行している。そうした金融機関による"ハメ込み"から身を守るための虎の巻として役に立つ本が、吉本佳生『金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか』。少し古い本ですが、まだまだ十分に役に立つ本です。

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