2018年4月19日

金融庁・今井さんの対談記事が興味深い―金融庁の危機感と本気度がよく分かる


I-O ウェルス・アドバイザーズの岡本和久さんが発行している長期投資仲間通信「インベストライフ」最新号を読んでいたら、岡本さんと金融庁の今井利友さんによる対談が掲載されていました。

対談:金融庁に聞く つみたて NISA への取り組み(「インベストライフ」vol.184)

これが非常に興味深い。今井さんは現在、「つみたてNISA」の普及のために全国で順次開催されている個人投資家との交流会「つみップ」でも大活躍中ですが、そうした行動の背景にある思いや金融庁の考えが非常に明確に語られています。
2018年4月18日

どんどん魅力的なプランが増えている―2018年4月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績



SBI証券で積み立てている個人型確定拠出年金(iDeCo)の4月の買い付け(3月拠出分)が行われました。4月16日段階での累積リターンは+16.8%となり、前月からほぼ横ばいでした。相場の方はいまひとつ冴えない展開が続いていますが、積み立て投資が基本となるiDeCoでは、こうした局面でこそしっかりと買い付けておきたいところです。また、最近では魅力的なiDeCoプランを用意する金融機関も増えているので、これからiDeCoに加入しようとする考えている人にとって素晴らしい環境が整備されてきたと改めて思います。
2018年4月16日

アクティブファンドも低コスト化すれば市場平均と戦える



一般的にアクティブファンドの多くはインデックスなど市場平均にリターンで勝てないと言われています。これは過去のデータから経験則的に理解できることなのですが、一方でアクティブファンドが市場平均に勝つ方法を示唆する面白い記事がモーニングスターに載っていました。

アクティブ運用10年で明暗―国内大型株、超低コストなら“勝率9割”(モーニングスター)

これは非常に興味深い指摘です。ここから分かるのは、アクティブファンドも低コスト化すれば、まだだだ市場平均と戦えるかもしれないということです。
2018年4月14日

情報技術セクターの行く末には困難が待ち受けているかも―「iTrust世界株式」の2018年3月の運用成績



サテライトポートフォリオで少額だけ積み立て購入しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2018年3月次運用報告が出たので定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の3月の騰落率は-3.35%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は-4.28%でした。引き続き世界的な株価下落の中で、なんとか下落幅を参考指数よりも小さく抑えることができるなど、参考指数をアウトパフォームしました。ただ、依然として相場動向は不安定な状態です。ピクテのレポートを読んでも、悪材料と好材料が入り混じっており、まったく方向感が見えません。
2018年4月11日

日本の投資業界は“修羅の国”か―金融機関の悪行に呆れる



日本では金融機関による強引な営業手法がたびたび話題になります。法令違反ではないにしても、個人顧客を食い物にするあまりにもひどいハメ込みが横行し、それが投資という行為を庶民から縁遠いものにしてしまうという悪循環が続いていきました。最近は少しはマシになったのかと思っていましたが、またもや驚愕の事件が起こっています。あいかわらず金融機関の悪行に呆れる。日本の投資業界というのは、まるで「北斗の拳」に登場する“修羅の国”ですか。
2018年4月9日

日本国の衰退と日本企業の成長は無関係



インデックス投資というのは幅広い国・地域に分散投資することが基本なのですが、定期的に「××投資不要論」が登場します。最近では「日本株への投資は不要」という意見もチラホラ。別に誰が何に投資しようが個人の自由ですから批判はしませんが、前提となる理屈がちょっとおかしいと感じることが少なくありません。日本株投資不要論の場合、だいたいが「日本国は将来的に衰退していくのだから、そこへの投資は不要」という理屈です。でも、はたして日本国が衰退したら日本企業も衰退するのでしょうか。私には日本国の衰退と日本企業の成長は無関係に思えてなりません。

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