2017年4月26日

みずほ銀行のiDeCoプランの運営管理手数料が事実上無料に―攻めの姿勢に度肝を抜かされました



またまたアウターガイさんのブログで知ったのですが、みずほ銀行が個人型確定拠出年金(iDeCo)プランの運営管理手数料を5月分から引き下げます。

みずほのiDeCo(個人型確定拠出年金)プランの手数料改定等について(みずほ銀行)

値下げ内容を見て驚きました。なんと運営管理手数料を事実上、無料にするとのことです。あまりの攻めの姿勢に度肝を抜かされました。みずほ銀行のiDeCoプランは元々、低コストなインデックスファンドに絞り込んだラインアップが良心的であり、投資初心者でも安心して利用できるプランだったのですが、今回の運営管理手数料無料化でiDeCoの選択肢として最有力の一つに躍り出たと言えそうです。
2017年4月25日

松井証券はコア&サテライト戦略でも最強じゃない?―「ひふみプラス」「eMAXIS Slim」など31商品を取扱開始



既に何人かの投信ブロガーさんが報告していますが、松井証券が4月24日から新たに「ひふみプラス」や「eMAXIS Slim」など低コストなインデックスファンドとアクティブファンド31商品の取り扱いを開始しました。

【投資信託】ひふみプラスやeMAXIS Slimなど31銘柄を取扱開始します(松井証券)

新規取扱ファンドの一覧を見て唸りました。インデックスファンドもアクティブファンドも、とにかく徹底的に低コストファンドにこだわっている。インデックスファンドだろうがアクティブファンドだろうが、やはりファンド選びの最初の基準はコストだという思想が徹底していて、実に良心的です。さらにユニークなアクティブファンドがラインアップに加わったことで、コアポートフォリオをインデックスファンドでガッチリと固め、サテライトポートフォリオで気に入ったアクティブファンドを保有するという「コア&サテライト戦略」を実践する場合も、松井証券は非常に便利な証券会社となります。
2017年4月24日

『捨てられる銀行2 非産運用』―金融庁の資産運用改革は何を目指しているのか



現在、金融庁は森信親長官の特異なリーダーシップによって金融行政の大転換を進めています。その狙いは2015年9月に発表された「金融行政方針」の中で謳われた「企業・経済の持続的成長と安定的な資産形成」という言葉に示されています。このうち前半の「企業・経済の持続的成長」のために金融庁が銀行の融資業務の在り方に大変革を求めている実態を紹介し、ベストセラーとなった『捨てられる銀行』の著者が、今度はもうひとつのテーマである「安定的な資産形成」に向けて金融庁が何を考え、金融業界にどういった方向性への自己変革を求めているのかを詳細にレポートした『捨てられる銀行2 非産運用』がこのほど刊行されました。新書という簡便な本ながら、取材源にはかなり金融庁の中枢が含まれていると推測できる内容であり、ある意味で金融庁が何を考え、何を目指しているのかということが非常によく分かる1冊です。
2017年4月22日

「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」が驚異の低コストで登場―積立NISA向けで大本命になるのでは



三菱UFJ国際投信のインデックスファンドシリーズ「eMAXIS」の“超”低コストラインである「eMAXIS Slim」から新たに「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」が登場します。この手の情報では驚異の速報性を誇るアウターガイさんのブログで知ったのですが、三菱UFJ国際投信も正式にリリースを出しました。

『eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)』募集・設定について(三菱UFJ国際投信)

なんといっても最大の特徴は信託報酬の安さ。年率0.22%(税抜)となり、8資産均等配分のバランス型インデックスファンドではコスト最安値に躍り出ました。均等配分のバランス型インデックスファンドは、その割り切った資産配分コンセプトから根強い人気がありますので、これは売れると思います。しかも来年から積立NISAも始まる。積立NISAでの購入ファンドとしてはバランス型インデックスファンドというのは有力な選択肢ですから、その点でも大本命になるのではないでしょうか(設定日は5月9日。販売会社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券)。
2017年4月20日

投資についての“いやな感じ”



今回はちょっと戯言めいたことを書きます。投資ブログなんかを書きながらこんなことを言うのは変なのですが、どうも最近、投資について“いやな感じ”がしてなりません。というのも、なんとなく世の中の一部で投資ブームのような動きがあって、「投資しなければならない」といった風潮がどこかで醸成されているような気がする。それは別に悪いことではないのですが、中には「ちょっと軽く考えすぎではないか」と思ってしまうような発言も耳にすることが増え、それでモヤモヤとした心配が湧いてきました。その理由を明確には言語化できないので、やっぱり“いやな感じ”としか言えないのです。
2017年4月18日

地政学リスクはいかんともしがたい―2017年4月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績



SBI証券のプランで拠出している個人型確定拠出年金(iDeCo)の定期買付が約定いましたので定例ウオッチです。拠出開始来の累積リターンは+5.9%となっています(4月18日現在)。前月から含み益が半減しました。評価額の総額が全く増えず、入金した金額がそのまま溶けるような状態が続いています。北朝鮮問題への懸念から株式、為替ともにさえない展開が続いているためです。国際分散投資をしている以上、こういった地政学リスクはいかんともしがたいと、腹をくくるしかありません。

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