2017年4月18日

地政学リスクはいかんともしがたい―2017年4月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績



SBI証券のプランで拠出している個人型確定拠出年金(iDeCo)の定期買付が約定いましたので定例ウオッチです。拠出開始来の累積リターンは+5.9%となっています(4月18日現在)。前月から含み益が半減しました。評価額の総額が全く増えず、入金した金額がそのまま溶けるような状態が続いています。北朝鮮問題への懸念から株式、為替ともにさえない展開が続いているためです。国際分散投資をしている以上、こういった地政学リスクはいかんともしがたいと、腹をくくるしかありません。

現在、iDeCoで買い付けているファンドは以下の通りです(カッコ内は税抜信託報酬)。

【個人型確定拠出年金(SBI証券iDeCoプラン)】
三井住友・DC日本株式インデックスファンドS(0.19%)
DCニッセイ外国株式インデックス(0.21%)
EXE-i新興国株式ファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.142%程度)
EXE-iグローバル中小型株式ファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.124%程度)
インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)(0.26%)
三井住友・DC外国債券インデックスファンド(0.21%)
三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド(0.52%)
EXE-iグローバルREITファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.138%程度)

見ての通り、海外資産の比率が高いですから、株式相場だけでなく為替の影響を大きく受けるポートフォリオとなります。北朝鮮情勢が急激に緊張度を増す中、円高傾向ろなったことで円換算での評価額が大きく下落している状態です。また、また、マインドの悪化から株式市場もさえない展開が続いています。

こうした地政学リスクは、国際分散投資をしている以上は避けられません。なぜなら、悲しいことにまだ世界は平和ではなく、地球のどこかでは常に戦争や紛争が起こっているからです。だから、世界に幅広く分散投資すればするほど、地政学リスクの遭遇する確率が高まってしまう。だから、こういった問題に対して個人投資家は、いかんともしがたいと腹をくくるしかありません。

その意味で、投資家は平和を愛さなければなりません。やはり投資の大前提は平和なのですから。北朝鮮問題が良い方向で早期に解決することを願わずにはいられません。

【ご参考】
iDeCoプランの選択肢としてお薦めなのは運営管理手数料が無条件無料で低コストインデックスファンドをそろえるSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行、松井証券です。iDeCoへの加入を検討している人は、これら金融機関のプランも研究することをお勧めします。いずれもネットから無料で資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プラン楽天証券確定拠出年金プランイオン銀行確定拠出年金プランマネックス証券確定拠出年金プラン松井証券確定拠出年金プラン

【関連記事】
SBI証券と楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)を徹底比較―加入者の属性や考え方によってそれぞれに優位性がある

また、研究のために解説書を読むことも大事です。最新の情報を盛り込んだ解説書としては大江英樹さんの『はじめての確定拠出年金投資』山崎元さんの『確定拠出年金の教科書』竹川美奈子さんの『一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』田村正之さんの『はじめての確定拠出年金』を挙げておきます。



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