2022年5月29日

リュック通勤否定派だった私が、なぜビジネスリュックを買ったのか

 

最近はスーツにリュックサックを背負ったスタイルで通勤するサラリーマンが増えてきました。なにごともらくちんさが選好される世の中ですし、スーツにも合うシンプルでスタイリッシュなビジネスリュックが増えたことも要因でしょう。ただ、私はどうもリュックスタイルでの通勤というのが受け入れがたく、長らくリュック否定派でした。ところが最近、ついにビジネスリュックを購入することに。いろいろと事情があるのです。

通勤の際に、スーツにリュックというスタイルが好きではなかった最大の理由は、やっぱりちぐはぐでカッコ悪いという思いがぬぐえなかったからです。スーツというのは、あくまでドレッシーなスタイルです。これに対してリュックは、カジュアルどころか基本的にアウトドアのスタイル。だから、スーツにリュックというのは、ちょっとカジュアルに“外す”といったレベルを通り越して、やり過ぎな印象が強かったのです。

もうひとつは、スーツやジャケットを着てリュックを背負うと服が傷むという問題があります。どうしても肩ベルトによってスーツやジャケットの生地が摩耗するので、服の寿命が劇的に短くなるのです(これはショルダーバッグを使う場合も同じです)。このため、私はずっとリュック通勤否定派で、それこそ10年ぐらい前に買った「TUMI」のやたら丈夫で重いナイロン製ビジネスバッグで通勤しています。

そんなリュック通勤否定派だった私が、なぜビジネスリュックを購入することになったのかというと、妻からの強い要望です。4月から娘の保育所が始まり、送りは私の担当です。普段はベビーカーに乗せ、雨に日は抱っこ紐で保育所に連れて行くのですが、妻は私の片手がバッグでふさがっていることが非常に心配なのです。

とくに雨の日は傘とバッグを持っているので両手がふさがってしまいます。「もし転倒したりしたらどうするの?子供を手でかばえないじゃない」と言ってさんざん詰められました。結局、雨の日だけでもリュックスタイルにして、両手が使えるようにしろと命令されたわけです。こうなっては返す言葉もありません。あえなくリュック通勤否定派から転向することになりました。

そこで先日、手頃なビジネスバッグを買おうと東急ハンズに行きました。最初は定番の「ポーター」のビジネスリュックでも買おうかと思ったのですが、そこで見つけたのが「マンハッタンパッセージ」の東急ハンズ別注モデル。非常にシンプルなデザインが気に入りました。手に取ると軽量でありながら生地や縫製も悪くありません。おまけに価格がリーズナブル。これなら雨に日用として十分です。また、カラーはブラックとミッドナイトブルーがありましたが、とくにミッドナイトブルーの落ち着いた色調が気に入り、購入を決めました。

そんなわけで、これからときどきリュックスタイルで通勤することになります。せっかくですから、実際にリュック通勤がどれほど楽なのか試してみたいと思います。それにしても、やはり子供が生まれると、こうしてライフスタイルも子供にあわせて変化せざるを得ないわけです。

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