2022年5月5日

娘と曾祖母との年の差は100歳

 

ゴールデンウィークということで、妻の祖母の家に娘を連れて遊びに行きました。義祖母は兵庫県宝塚市の波豆という田舎に住んでおり、地理的に遠い上に新型コロナの心配もあってなかなか娘を連れていくことができなかったのですが、ようやく対面がかなうことに。もちろん義祖母は大喜びです。ちなみに義祖母は今年で100歳。娘はまだ0歳5カ月ですから。曾祖母と曾孫の年の差は100歳です。

義祖母は今年で100歳ですが、まだまだ元気。在宅ケアは受けていますが、それでも矍鑠としたものです。娘が生まれてからというもの、はやく会いたいと言ってたのですが、なにしろ新型コロナの義祖母への感染リスクを考えると、おいそれと会いに行くこともできませんでした。

ここにきて、ようやく蔓延防止措置も解かれたので、やっと義祖母に娘を合わせることができました。朝から電車とバスを乗り継いで、ちょっとした小旅行です。さいわい娘は電車でもバスでもとくにぐずるようなことはなく、ベビーカーに乗ったまま不思議そうに車窓の外を眺めるか、寝ているかでした。

義祖母の家に着くとすぐに娘と義祖母の初対面です。もちろん義祖母は大喜び。妻の両親も合流し、6人で食事をしたのですが、その間、娘はずっと義祖母に抱かれていました。しまいには義祖母が座るベットで寝てしまう。「この子は人見知りをしない。きっとみんなに好かれる子になる」と義祖母は断言。まあ、そうなってくれると良いなと思います。

それにしても100歳になる義祖母に抱かれる0歳の娘を見ていると、なんとも不思議な気分です。曾祖母と曾孫とはいえ、その年の差は100歳。これだけ年の離れた2人が出会うことなど、珍しいのでは。娘にとっても、もしかしたら一生のうちでもっとも年の離れた人との出会いになるかもしれません。大げさな言い方ですが、何世代にもわてって続く人の営みとはこういうふうにして受け継がれてきたのだということを見せつけられたような印象を持ちました。

ちなみに帰りがけには義祖母から娘にお小遣いをもらいました。「ちゃんと、この子の名義で貯金しなさい。女こそ自分名義でお金を貯めておかなければいけないから」と義祖母。さすが100歳まで自立して生きてきた女性の経済観念は鍛えが入っていると、やはり感心したのでした。

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