私は夏場のクールビズ期間以外は、基本的にスーツスタイルとジャケパンスタイルが半々で通勤しています。ジャケパンスタイルの場合、何本持っていてもいいのがスラックス。昨日も久しぶりに新しいスラックスを1本買おうと思って店に入ったのですが、なぜか4本も持って帰ることに。あまりの可笑しさに、ついブログで紹介したくなりました。
ジャケットと比べてスラックスは傷みやすく、どうしても消耗品的な側面があります。そのため紳士服郊外店のセール品をよく買います。なんだかんだ言いながら、やっぱりコスパがいちばん良いですから。今回も古いスラックスがかなり痛んでいたので、新しく1本買おうと思い、職場からの帰路にあるAOKIに入りました。
すると「2本購入で3本目無料」のポップが。そうなると当然、2本買った方がお得だと考えてしまう。スラックスは何本持っていても無駄になりませんから。ちょうど、ちょっとチャラい感じの店員が声をかけてきたので何本か試着し、最終的にライトグレー、チャコールグレー、ネイビーのウール混スラックスを選びました。もちろんは代金は2本分です。
お得に買えたと満足していると、きなり店員が「スラックス2本購入いただいたので、セット割で新商品の『パジャマスーツ』のスラックスを1本無料でプレゼントします」と言い出す。こっちがきょとんとしていると「1本お好きなのを持って帰ってください。それで気に入ったら、次はジャケットの方を買っていただければいいですから」と推してくる。
そんなわけで、スラックスを1本買おうと思って店に入ったのに、店を出るときには4本も手に入れていることに。なんとも奇妙な感じで可笑しかったです。“デフレ・ジャパン”、すごい。まあ、アパレル小売業は在庫処分で損をするビジネスモデルなので、とにかく割引してでも1人の客にたくさん買わせた方が最終的には利益が残るのです。
ちなみに、思いがけず手に入れた「パジャマスーツ」ですが、なかなか悪くないです。ジャケットの方は意味不明なデザインがいまひとつですが、スラックスの履き心地は悪くない。まさにスラックス風のジャージです。さすがに仕事には着ていけませんが、ちょっと近所のスーパーやコンビニに行く時などにはちょうど良いかも。恐らく自分では絶対に買わなかったであろうアイテムを試すことができたことも、ちょっと面白い体験でした。