2021年7月7日

「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」第4期運用報告書を読む―純資産残高大幅増加で一段の効率的運用に

 

三菱UFJ国際投信の超低コストインデックスファンドシリーズ「eMAXIS Slim」の運用報告書が随時更新されました。各ファンドの全体的なまとめなどは他のブロガーさんに任せるとして、今回は自分が積立投資している「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」の第4期運用報告書を確認することにします。

第3期は“コロナ・ショック”もあって大幅な下落に見舞われた「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」ですが、第4期(2020年4月28日~21年4月26日)がV字回復となりました。ファンドの騰落率は+56.9%、ベンチマークであるMSCIコクサイ・エマージング・マーケット・インデックス(円換算)の騰落率は+57.4%でした。ベンチマークとの差異はマイナス0.5ポイントとなり、おおむねベントマークに連動した運用ができていることが確認できます。気になる費用明細上の実質コストは以下のようになりました。

信託報酬    0.195%
売買委託手数料 0.045%
有価証券取引税 0.033%
その他費用   0.097%
合計      0.37%

前期の費用明細上の実質コストは0.436%でしたから、一段とコストが低下しています。信託報酬が引き下げられていることに加えて、売買委託手数料、有価証券取引税、その他費用のいずれも前年から低下しました。期末段階での純資産残高が606億5600万円となり、前期期末の235億3400万円から大幅に増加していることが要因と考えられます。ファンドの規模が成長したことで、より効率的な運用ができているわけです。

新興国への投資は現地の資本規制や税制の関係上、どうしてもコストが嵩みがちです。その中で0.37%という実質コストは極めて低廉だと言えるでしょう。純資産残高も順調に増加していることから、今後も安定的な運用が期待できます。

運用の精度、ファンドの規模成長の安定性、低コストいずれの面でも非常に優れた実績となっています。やはり新興国株式に投資するインデックスファンドを選ぶなら「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」は有力な選択肢でしょう。新興国株式に投資したい人には、文句なしで勧めることができるファンドです。

ちなみに私は昨年、“コロナ・ショック”の際の暴落を利用して以前に積み立てたまま保有を続けていた「eMAXIS新興国株式インデックス」をすべて売却し、「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」にスイッチングしました。このため「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」は現在、私が保有している新興国株式インデックスファンドとしては最大の保有額となっています。私は新興国をやや厚めにしたポートフォリオを運用しているので、「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」には引き続き頑張って欲しいと思います。

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